きせき

夫婦はすれ違い
セックスレスが続いても
こういうものだと
我慢して
生活していく
と
思っていた

こんなにも
会いたいと想う人が
できるなんて
思いもしなかったし

その人が
私を愛してくれて
側に来て
待つといってくれる

そんな
奇跡が起こるなんて
思いもしなかった

望みすら
していなかった

でも
気付いたら
彼を
好きになっていた

もう
こんなに夢中になり
狂おしく
誰かを
愛することは
ないだろう

いな
今まで
こんなに愛をもらったことが
あっただろうか
こんなにも求めたことが
あっただろうか
そんな
軌跡は無く

一時の気の迷いかと
別れようとしたり
諭したり
色々したけれど

彼と離れることは
できなくて

少し
時間が経てば
落ち着くはずと
おもっていたけれど

彼に
どんどん好きになる
どうしようもなく好きだ
ずっと一緒にいたい

そう
言われたら
私の気持ちも共鳴して
一緒にいることが
どうしようもなく
必要に感じられて

私の未来は
彼と共にある

こんな人生
江島其磧も
書けやしなかっただろう