「内なる子ども」のよろこび
周期的に訪れたくなる場所、銀座の教文館にあるナルニア国。
教文館では以前、大好きな影絵作家、藤城清治先生の展示が毎年行われていたので、最初はその展示を目的に訪れたのがきっかけだった。
残念ながらその展示は2021年で終わってしまったのだが、20年間そこで続いた展示会に、私はほぼ毎年通っていた。
藤城先生のことについてはまたいつか綴るとして、その展示のたびに立ち寄っていたのが同じビル内にあるこの「子どもの本のみせ ナルニア国」だ。
8月の暑い日、久しぶりに訪れることができた。
目的はわたし的暑気払い。
子どもの本は、かわいくて深い。かわいいのも、深いのもどちらも好み。
原画展の前では、ぐりとぐらの洋服と帽子を着て、この卵に乗って写真撮影することができる!
ちょうどぐりとぐらの60周年記念展示をしていて、子ども連れのお母さんがたくさん来ていた。
小さな子どもたちが次々とぐりとぐらになって卵に乗っていてとても可愛かった♪
スキあらば私も帽子くらいはかぶってみたいと思ってはいたが…混雑していたのであきらめた笑
ナルニア国では、自分が子どもの頃読んだ懐かしい本と再会できる。ファンタジーが好きなのは子どもの頃からずっと変わらず、小学校の頃は、お小遣いをため、岩波少年文庫を一冊ずつ買って並べていた。シリーズが増えていくのが嬉しかった。これはおうし座魂かな⁈
昔ながらの装丁の美しい本、紙の外箱に入った硬い本を眺めるのも楽しい。
たまに読み返したくなったものを買ったり、また新しい本と出会ったり。
子どもの本の店ではあるが、大人の私の「内なる子ども」がよろこぶパワースポット。
この時訪れた目的のもう一つは、姪孫へのプレゼント購入でもあった。
ぐりとぐらのシリーズから一冊選び、もう一つ何か加えたいなとウロウロしていたら、ある絵本に吸い寄せられた。ピカピカ光っていたのだ!
そして、、、
、、、、、、、、出会ってしまったーーーー!!すばらしい絵本に。
(続く)