今日のラブリー!わたしにも母性はある。
愛鳥ばなちゃん(オカメインコ♀)に体験させてもらったことはたくさんある。
中でも一番大きかったのは「世話をする」こと、そのよろこびだ。
カゴの掃除、餌や水の入れ替え、日々の観察をしながら、水浴びさせたり、日光浴させたり、遊ばせたりしながら成長を見守る。
かわいい、かわいい姿。
ああ。ずぶ濡れもかわいかった!
オカメインコの場合、1年くらいで成鳥してしまうし、ばなちゃんの場合、その後も、とりたてて大きな体調のトラブルも、困ることもほとんどなかったので、振り返れば、本当に手のかからないおりこうさんだったなぁと思う。
鳥さんの場合、突然死や、急な怪我や病気であっけなく亡くなるケースも多いと聞いていた。
どんな生きもの、動物と暮らしていても、きっとそうだと思うけれど、いつも心のどこかにその命への気がかりがあるものだ。
だから、いつも帰宅して声が聞こえるとホッとしていたし、朝起きて飛んでくるのも本当に嬉しかった。
それを思えば、日々弱っていく姿は辛かったけれども、最期の3ヶ月間、みっちり世話することができたことは幸運だった。
わたしは与えるよろこびに満ちていた。
他のことが何もできなくても、ろくに眠れなくても、与えずにはいられなかったし、それが本当に幸せだったのだ。
子育てとは比べものにもならないけれど…
それでも、お世話ができるよろこびを体験させてもらって、子どもを持たないわたしにも母性はあるのだ、と思えた。
嬉しかった。
ばなちゃん、ありがとう。