タイマツバナの植物観察@裏磐梯 ③色と形
2日めは、朝の祈りと瞑想からスタート。
シュタイナーの言葉は、いつも私に問いかけるように響く。
手元でタイマツバナを改めて観察し、花そのものになる瞑想をしたら、太陽が浮かんだ。
お花を上からみたら、まるで真っ赤な太陽のような形をしていることに気づいた。
まっすぐに立つ茎は切ると四角い形をしていて、安定感がある。その中心軸は風にゆれながらもしっかりしている。
観察を続けると、1つ1つの細い花が、両手を差し出しているたくさんの人にみえてきた。
その手は与える手。情熱的で、与える愛の深い花なんだな、とじんわりと感じた。
少しずつタイマツバナが語りかけてくれているような気がした。
その後、同じシソ科の植物との比較で、レモンバームを観察。
観察してみて、タイマツバナのようにわかりやすくはないが、レモンバームにも、オレガノにも「赤」を感じた。
その赤はもしかするとシソ科にはたらいている宇宙的な熱の諸力によるものかもしれない。
シソ科は全体的に花よりも葉っぱの印象が強く、薬草的なイメージが強い。
そのグループの中で、タイマツバナの花は、かなり大きくてインパクトがあることもあらためて感じた。
この色や形で、一体何を伝えようとしているのか。
この色、形にさらに深く繋がっていくために、シュタイナーのフォルメン線描、ぬらし絵の体験へとワークは進んだ。
タイマツバナのもつ形と色に向き合う時間。
光のラインや、紙の上で色がにじんでいくことを大切にするために、私は利き手でない右手で描くことを試してみた。
これがとっても楽しかった。
うまく描けないからこそ、余計にその線や色、水の感覚が響いてくるような不思議な感覚。
色は光でありエネルギーなのだと感じる体験。
少しずつ、タイマツバナが近づいてきてくれたみたい。
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