ゴリラ先生お元気ですか?②
ゴリラ🦍うりもさんと、ゆにさんに刺激を受けて書き始めた恋物語。のようなものを、今日も書いてみたいと思います。
ゴリラ先生お元気ですか?これまでのお話
出来たら①を読んでいただきたいのですが、要約にもチャレンジしてみます。
このお話はノンフィクションです。
美術部顧問の高校教師(ゴリラ先生)と、部員の女子高生(私、ラブ子)の微妙な関係。
部活の見学のつもりが入部決定と次期部長に任命されたラブ子。
ラブ子のお弁当を食べたがるゴリラ先生。
お弁当は販売することになり、毎日のコミュニケーションは密に。
夏休みに長期アルバイトをして帰ってきたラブ子
久しぶりの部活でゴリラ先生と校外へ。
告白
🦍「佐渡ヶ島はどうだったんだ?」
♥「楽しかった~」
(出来事やバイト内容を喋りまくる)
🦍「なんかヤキモチやくわ」
♥「え?」
そりゃ部活より楽しいに決まってるやん
🦍「給料いくら貰った?」
なんていう質問😂
♥「えっと、20万円くらい」
なんで答えちゃうんだろ😂
🦍・・・
♥「なんで聞くの?」
🦍・・・
無言で、私に茶封筒に入った用紙を見せる。
♥「あの、これって」
🦍「給料明細」
♥・・・
🦍「ラブ子、俺を超えてくるなよ」
当時の高校生にしては、高給料のアルバイトでした。
親戚ということでの上乗せもあったと思います。
私は、よく解らないけれどゴリラ先生を傷付けた気がしました。
シュンとしてしまった私。
🦍「そば屋行くか!」
ゴリラ先生とおそばを食べて、シュンとした気持ちは持ち直しました。
郊外で話すと、どうもいつもとは違う雰囲気を出してくる🦍。
この時もそうでした。
🦍「ラブ子、彼氏は?」
♥「いません!」
🦍「勝手に作ったら許さんぞ」
♥「なんですかソレ」
父親か!と反抗したくなる私。
🦍「あと2年したら言うわ」
え?えぇぇぇ?
この時には、咄嗟に聞こえなかったフリをして、そば屋を出て部活に戻りました。
何だかな~、、、デッサンをしながらぼんやり考えた。
それまでの会話のやり取りの中にあったヒント。
「ラブ子は良い奥さんになる」
「教師と生徒は付き合えないな」
全部スルーしていた。
もしかして?と思ったけど「まさか」が勝って打ち消してきていた。
夏休みが終わって
美術部の現部長は3年生、私は2年生で副部長。
部長はあまり部活には来ないで単位のために所属しているような人でした。
突然、その部長に呼び出されて。
引き継ぎとかかな〜と思ったけれど
呼び出しの場所が渡り廊下。
校内で付き合っているカップルが過ごす渡り廊下。
なんでこの場所?
もしかして?とは思ったけれど
その予想は的中。
渡り廊下で先輩に告白されたラブ子。
部長は返事を待つと言ってくれたけれど、断るつもりでいた。
ゴリラにカッチーン
渡り廊下で話した部長と私をゴリラ先生が見ていたみたい。
🦍「部長と付き合ってるのか」
♥「付き合っていません」
🦍「アイツはダメだ」
なんで?イケメンでモテて、バンドやってるから?
何か言いたかったけど、特に部長を好きという訳でもなく言い返せず。
🦍「好きにしろよ」
♥・・・
🦍「誰とも付き合った事がないのは可哀想だもんな」
カッチーン
かちんと来るって、こういうこと言うんでしょうね😂
同級生に彼氏が出来るなかで、すっかり遅れを取っていた私は、このゴリラの一言にカッチーンと来てしまいました。
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