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千葉雅也は、ここから先は有料、の手前ですでに面白い。
千葉雅也さんの文章が好きで、本やnoteをよく読むのだけど、彼のnoteは有料記事のこともある。
もちろん、ぜんぶ読みたいと思ったら買うんだけれども、「ここから先は」と区切りが現れる前でもすでに面白く、♡スキ を押している。
↓ このnoteもそう。
彼は一貫して、出てくるに任せて書く。出任せを書く。そう主張している。その方がうま味が削がれなくていいのだそうだ。
やってみるとすぐにわかるけども、出任せは出任せなりの調整が必要で、千葉さんは無造作に見える調整の方向性がカッコいいし、ちょっと悲しい感じのユーモアも漂っていて、あんまガツガツしてなくて、カッコいい。となるような微妙な調整をあとから施しているはずだ。
『意味がない無意味』でだったかな、髪にワックスつけて、エアリーに見えるように屹立させる、とかそういう言い回しがありましたっけ。