アルジズの夏の推薦図書/ Algiz's summer reading
アルジズです。草野原々の『最後にして最初のアイドル』を読みました。
あちこちに振り回される移動の感覚が、非常にスピーディかつ新鮮で、面白かった!
全体の印象は、ピンチョン味に溢れている。
ほかに似ていると感じたのは、「彼だけが、本物の中二病である」と宇野常寛に言わしめた、〈現代の魔法使い〉たる、落合陽一の熱気に浮かされたような語り口。
それから、法華経や、華厳経を連想させる修辞に満ちていて鮮やかだ。
経文の世界では、時空のスケールの想像の及ばなさを強調するときに、とにか