キャッチコピーから見る、変わっていく恋と愛 1990年代編 恋する広告12
こんばんは。
時代によって変わっていく恋愛観について考える
「キャッチコピーから知る、変わっていく恋と愛」
1980年代後半からの「消費される恋愛」が、
様々な出来事を経てどう変化していったのか。
バブルの最盛期と崩壊の時代。
失われた20年の始まりともいえる時代。
未曾有の大災害に見舞われた時代。
21世紀への希望が見え始めた時代。
バブル最盛期からその崩壊までで、
消費されるものから大切にされるものへ変化し、
コピーはまっすぐな想いを描いていきます。
また過去への憧憬を現代への活力へ生かすコピーも。
どこかバブル経済への心残りが垣間見えるのも、この頃。
21世紀が近づくと、沈み切った世間の空気も、
少しずつ上向きになっていきました。
そして大切に愛でるだけではなく、
恋や愛をネタにできるほどの余裕が生まれます。
沈みゆく中でも人々は当たり前のように恋をする。
でも向き合い方は変わってくる。
大変な状況だからこそ、大切な人を大切にしたい。
明るさを取り戻してもなお、
そのスタンスが変わらないのでしょう。
21世紀を迎えた2000年代はどんなコピーとなるのでしょうか。