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食事作りに疲れたら…おすすめ食の本⑤
今では有名になってしまった、料理人ちこさん。私が彼女の本を見つけたのは、たしか5年以上前の図書館でした。
なんとなく手にとって読んでみたら、止まらなくなり、そこから彼女が書いた本を全部読んでみました。
ちこさんは大阪で「ゆにわ」という飲食店を営んでいます。今は毎日YouTubeを更新し、食だけでなく、あらゆるメッセージを発信し、登録者も一万人を超えています。
何が面白いって、ちこさんが、メンタルポロボロだった高校時代に、塾長(現在の師匠である北極老人)と出会ったことから、いろんなことを学ぶなかで心身がどんどん変わり、その後、塾のメンバーで「ゆにわ」を立ち上げ、食の大切さを伝える活動を行っています。
いろんな分野のプロが巣立ち、「ゆにわ塾」ならぬものまで作って活動をしたりしているそう。
そのへんのストーリーは、写真一枚目の「美味しいごはん」に詳細が載っています。この三冊のなかでは、一番面白いです。プラス、食事を作る際のアドバイスや食への考え方など、学びも詰まっています。
何年か前、ちこさんが全国で自主映画を公開するということで、東京の表参道に一人で観に行ってきました。
食にまつわるドキュメンタリー映画だったのですが、なぜか不思議なのだけど、内容をほとんど覚えていない(笑)。
お米をピッキングしてる姿と、最後の土鍋のご飯が炊けて、しゃもじで混ぜている美味しそうなシーンしか頭に浮かびません。
それでも、彼女が映画の後に、真剣に熱く食への思いを語っている姿は忘れられません。
私はスピリチュアルなことに興味はないですが、彼女が言う「物や食材を光に見立て、大切に扱う」という考え方には共感しています。
ちこさんは、水や塩や調味料を厳選することも大切だとよく言っていますが、空間を整えることや電磁波を遮断するなど、様々なアドバイスを師匠から教わり、広めていて、実際に「ゆにわ」で食事をした人達が、たくさんの奇跡的な経験をしていることを耳にすると、半信半疑で「ゆにわで食事をしてみたい!どんなものか食べてみたい!」と、強く思うようになりました。
白金 & 斎庭(ゆにわ) Salon
でも、そのためだけに、大阪までは行けない。ならば、白金高輪にあるカフェ「白金 & 斎庭 Salon 」に行こうと思い、行ってきました。
電磁波をカットされた特殊空間で、まず水を一杯飲んだ瞬間、「あ、これは本物だ」と思いました。
独自の浄水器を使用していると書いてありましたが、確かに、いまだかつて飲んだことのない、まろやかな味わいだ。これを飲めただけでも、ここに来た価値はあると思いました。
しかも、おかわり自由(笑)。そこからサンドイッチと高級な紅茶を2種類いただいた。どれも確かに美味しい。そして、癒される空間のせいか、眠気が襲ってきました。
この日は疲れていて、夕飯を作る気力がなかったのですが、帰る頃に「今日何作ろう」と、思った私…。凄く不思議だなと思いました。作る気がなかったのに、気力が湧いてきた自分に気がついたからです。
やはり、何か食に力が宿っている…スピリチュアルな感じに受け止めてしまいがちですが、実際に体感したこととして、書き留めておこうと思いました。
食材を光に見立て、食べる人の笑顔を思い浮かべて作ること。それが、食べた人の心と体のエネルギーになること。
それを実際に体感し、実践するようになりました。食べたもので人は作られる。でも、それは無農薬で高級調味料で…でなければ、作れないわけじゃない。
心ひとつで、エネルギーのある食べ物を作ることは、誰でもできるということ。
日々、いろんな感情になるけれど、今は気持ちを出来るだけまっさらにして、食事作りに励んでいます。疲れると「また、白金のゆにわに行きたい」と、思いますが(笑)。
食の力は偉大です。一番愛や心を感じる、エネルギーをダイレクトに取り入れることができるものが、食なのだと思います。