「料理がしんどい」を解決する本
料理がしんどい!
そんな人に、ぜひ読んでもらいたい本がこちら。
本書は、料理が苦痛でありながらも料理教室を営んでいる本多理恵子さんの本。
以前、こちらの本も紹介しましたが━
内容はこちらの記事で紹介しています↓
やはり「料理が得意で好き」な人が教えるよりも、料理が苦痛だからこそ生徒の気持ちがわかり、提案できる料理があると思うのです。
『料理が苦痛だ』よりも、今回紹介する『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室』のほうが、より詳細で役立つ内容になっていました。
中でも、「これは使える!」と思ったのは、白出汁の活用法。
なんと、白出汁で火を使わず7通りの汁物レシピが載っていて、白出汁の凄さを再発見。
白出汁には出汁が入っているので、味噌󠄀を溶いて味噌汁にも出来るし、粗挽き胡椒とお湯とネギで和風コンソメ、お吸い物、ごま油とワカメで中華スープ、トマトケチャップとオリーブオイルと粗挽き胡椒にハムやコーン缶でミネストローネ、味噌󠄀とごま油、粗挽き胡椒で味噌󠄀ラーメンスープ、これを味噌󠄀ではなく醤油にすれば醤油ラーメンスープにも。
中華麺と長ねぎや茹で卵を加えたり、胡麻やラー油、バター風味にしたりと変幻自在!
さらに、料理するのがしんどくて「帰るのも嫌だ…」なんてときに、本田さんがおすすめしているのが「特売の豚薄切り肉のしゃぶしゃぶ」。
なぜなら、たくさんの薬味とつけダレさえ用意すれば好きに食べられるし、しゃぶしゃぶ後は、ポン酢や胡椒タレで締めのラーメンもできるとのこと。
本書では、つけダレのレシピが載っていなかったのでネット検索してみたところ━
・ポン酢醤油
・胡麻ダレ
・ピリ辛ネギダレ
・韓国風
・ネギ塩
・ニンニク醤油
と、いろいろあるではないですか。
そして、ポイントは重箱に肉、野菜、麺をセットして食卓に並べること。
それだけで豪華に見えて、手抜きどころか家族が「今日なんの日?」と言えほど特別感が出るとのこと。
やはり、料理が苦痛で手抜きしても「見せ方」を工夫することで、手抜きどころか豪華に見せることができるので、「料理が苦痛な人ほど見せる力をつけると、料理を作った努力が報われると思う」と著者の本田さん。
これ以外にも
「献立を考えるのが苦痛」
「買い出しが苦痛」
「食材を洗う・切るのが苦痛」
な人に向けて、それぞれの苦痛から抜け出す方法や「料理が苦痛な人も作れるレシピ」なども載っているので、どれか1つは必ず役立つ知恵に出合えると思います。
気になった方は、ぜひ。
写真もあり、文字量も多くないので、本が苦手な人も読めると思います。
それでは、また。