「ビルマの竪琴」を読むと、ビルマ汁がよりおいしく味わえるか?
関東北部、陶芸で有名な益子に「ビルマ汁」なるものがあるとTVで知りました。現地に赴き本場の味を知るのが筋ですが、このご時世です、調べて作ってみました。
ビルマに行った日本兵が食べたという
現地の料理ではなく、ビルマに行った兵隊さんたちが現地の野菜で工夫して作った料理のようです。終戦後、無事に帰国できた人が、そのときのおいしさを思いながら作ったメニューだそうです。
夏野菜を使った辛いカレースープのようである
サイトでレシピを見たところ、じゃがいも、トマト、なすなど、夏野菜を入れて作るようです。
手でちぎって入れるとか書いてあったのですが、豪快な切り方にとどめました。トマトも夏ではないので、トマト缶を使いました。
これにうどんを入れたり、ごはんと食べたりするそうです。
ごはんと合わせましたが、おいしかったです。
「ビルマの竪琴」は国や仲間を思う日本人の心が美しいメルヘン。
ビルマのことはよく知らなくて、ビルマといえば、「ビルマの竪琴」くらいしか浮かびません。それで読んでみました。
子供向け読み物ですが、結構ボリュームあります。
部隊が合唱団みたいになって、きれいな場所で歌って心を和ませたり、日本とイギリス共通の曲を知っていたから死の危機を回避できたり、夢のある、残酷過ぎない内容になっています。
そして、国のことを思っていて、戦争が終わって捕虜になっても、「日本に帰ってまた日本のためにがんばろう」と耐える兵隊さんたちの気持ちが描かれています。
歌という要素により、メルヘン的味つけがされているところもすばらしいなと思いました。
水島上等兵も食べたのかな…
本に出てきた食事のシーンは、あるがけの上の村に入ったとき、ごちそうが出たことと、水島上等兵が土人につかまってたくさんごちそうになったことが印象的でしたが、メニューの詳細はよくわかりませんでした。
捕虜生活のときに、ヤシの木の活用のことが書いてあり、ヤシの実の水を飲んでみたいなと思いました。
実際の現場でも食事担当者は、みんながお国のために職務をまっとうできるように、限られた食材でもおいしく食べてもらえて元気になるように、心を込めて工夫したのでしょう。だからビルマ汁として残ったりするのでしょうね。
食を通して世界を知る
実はビルマに関する本も借りてみたのですが、あまりに知らないことばかりでびっくりでした。ニュースなどで聞いたことのあるロヒンギャーもここ、だったのですね。
食を通して世界を知るきっかけになるのだなと改めて思いました。