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ひびた茶碗を金継ぎで修理して楽しむという生活、憧れます

ずっとやってみたかったのです。ただ欠けやひびを修復するだけじゃなく、金継ぎには、付加価値を高める力があると思うのです。

「金粉」=高い、「うるし」=かぶれる、固まる条件が難しい、というイメージでなかなか実現できなかったので、今年こそ! と教室を探していて、目星も付けたんですが、こんな状況なんで…自宅でキットを購入し始めてみました。

初心者はスタートキットだよね

初心者のための簡単金継ぎ11点セットを購入しました。6000~7000円くらい。

金粉とあるけど真鍮、うるしは合成で、うすめ液はトルエン!

スタートキットは何種類かあって、本物のうるしと合成うるしと質的・値段的にどう違うかとか、比較しだすときりがなくて。

手ごろな価格のものについてメーカーに問い合わせて、完全に乾けば食器として使えるとのことだったので、決めました。

まずはひびの補修から

説明書によると、ひびの補修→われの補修→欠けの補修→呼び継ぎとレベルアップしていくので、ひびを補修することにしました。

これ、かじったわけじゃないんですけどね。他の茶碗とぶつかって傷がついてしまったの。

ふたやお茶を入れるストレーナーがついてるカップだから、補修して使いたいと思って。

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真鍮だけど金みたい

ひびの補修は合成うるしと金粉を混ぜたものを塗ればいいのです。これならできそう。

真鍮ですが、金みたいな色合いです。

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あまりかわいくないが塗れた

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合成うるしを上塗り

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溝がなくなるように塗ったつもりでしたが、乾いたらひびのところが埋まってなかった。

食品に触れる場所の場合、合成うるしを上塗りするというので、2日後に塗りました。

口紅の仕上げに塗るリップグロスみたい。


うるしは少量しか使わないのでかぶれリスク少

うるしにかぶれたら大変だからと思って、作業するとき緊張でした。

でも、やってみたら、使うのはほんの少しだけ(物足りないくらい)。

合成うるしがチューブから飛び出したり、皿からこぼれることもなく、手指や机を汚すこともありませんでした。

横着してビニール手袋つけずに作業しちゃったりしなければ大丈夫ではないかと思いました(やりそう)。

塗るのは一瞬、あとは片付け

塗る作業はあっという間で、作業の中心は準備と片付け。

使った筆や皿をうすめ液で洗うのですが、うすめ液ってトルエンが入ってるのでラリらないように慎重に、でも、寒いから、広い部屋で、使う量少なめに、短時間で済ませるようにしました。ふき取ったティッシュとかも、ビニールに包んで捨てるとかしたほうがいいですね。

次は欠けの補修だ

欠けの補修にはエポキシパテなるものを使うようです。

うるしと違い、2~3分で硬化するので手早く作業しなきゃならないんだって。どきどき。

割れた茶碗をセンスよく蘇らせたい

記念すべき補修第1号は美しいとは言えない出来栄え。

どうしたらきれいにできるんでしょう。

気に入って使っていて欠けた茶碗がいくつかあって、金継ぎで補修してまた使いたいのです。

次はセンスよく補修したいです。

ひびた茶碗を金継ぎして楽しむ、という生活はサステナブルだし、それでより愛着が生まれたり、さらには、割れたり欠けた古いお茶碗に付加価値を付け、蘇らせることができたらいいな、と思います。

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