毎日のモーニングページを4年間続けてみて
モーニングページを書き始めてからもう4年くらい経つだろうか。
4年くらい…といのは、書き終わる度にそのノートを捨ててしまっているのと、もはやほぼ毎朝の習慣化となっているので、いつから始めたのかも覚えていないくらい。
書き始めたのはこの本がきっかけ。
「ずっと、やりたかったことをやりなさい」ジュリア・キャメロン
いくつか人生を変えてくれた本はあるけれど、この本も間違いなくその1冊。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%9A%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E3%80%81%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%95%E3%81%84%E3%80%82-%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2-%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%B3/dp/4763193449
読んだ直後は、本に書いてあることを色々試してみたりしたけれど(週1回のアーティスト・デートなど)、とにかく私のお気に入りは「モーニングページ」だ。
もうやらないと落ち着かないくらいだし、やり始めると「もうやめなくちゃ!」と自分を制しないといつまでも書いていられる。(といっても2時間くらいだが。)以前外へ出られた時は、旅行やキャンプにも持って行っていた。キャンプに行ったとき、森の中でのモーニングページは最高だった。
それくらい、気持ちが整理されるし、すっきりするのだ。
やり方としては、もはやもう完全に自己流になってしまっていて、とにかく自分の頭に浮かんできたことを書き続ける。
時間も、最初は本のとおり、起きてから何も情報が入っていない状況でが望ましいのだが、それが叶わないときには、子供達を送り出してから。朝早い出勤の時は、その日は諦めたり、時間があれば、立ち寄ったカフェなどで。
とにかく、それ自体が楽しくて気持ちがよくて続けてきたので、内容は本当に読み返すと恥ずかしくなるので2冊くらいを限度にすぐ捨てていた。
ちなみに私のお気に入りは無印の罫線のない薄いノート。これだと持ち運びもし易いし、文字の大きさも制限されずに書き易い。これも確か「ずっとやりたかったことをやりなさい」ではA4のノートに3枚、とかだったと思うが、私はB5。継続のし易さ優先である。
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4548076316145
なお、目標などを書いた手帳は進捗状況のチェックや次の目標をたてることを目的に年の終わりなどに見返したいので最低2年分はとってある。
それで、この4年間続けてきて、ふと気付いたのは、自分の欲求が明らかに変わってきているっていうこと。
マズローの欲求5段階説、これは「欠乏欲求」と「成長欲求」にわけられるのだが、最近の私の欲求は明らかに「成長欲求」になっている。
<成長欲求> 自己実現欲求
<欠乏欲求> 承認欲求・社会的欲求・安全欲求・生理的欲求
※マズローより私にはアダルファーのERG理論(ERGは同時に起こる)の方がしっくりくるのだが、人間には「成長欲求」というのは、いくつになったって、明らかにあるものだと思う。
ちなみに、マズローの5段階の上には「自己超越」というレベルもあるらしいのだが、ヨガ哲学にも通じるものを感じる。
手元にはもうないモーニングページを振り返ってみると、始めた頃は承認欲求・社会的欲求の塊だったような気がする。それが、毎日をそういった欲求を、手で書いて(ここもポイント!)文字に表すことで頭が整理されて、今やりたいことがどんどんクリアになってきたのだ。
やりたいことがクリアになると、挑戦してみる。なんでも。どんなことでも!それがカタチにならなくても!(これこそ「ずっと、やりたかったことをやりなさい」が推奨していること。)
ギター、ベリーダンス、書道、キャンドル制作、釣り…他にも忘れているものでも沢山ありそう!はい、どれもやりたかったことなので挑戦してみたものの、続かなかった。カタチにもならなかった。でも、その世界をのぞいたことで、見えるものがとても拡がった。そして、ちょっとした自信にもつながっている。そして、挑戦することに対するハードルが下がった。(コードは読めるから、ギターを弾きたくなったらまたやればいい、等)
そして、残った…というか、戻ってきたのが、私の場合、どちらも10年以上続けている「ヨガ」と「フラワーアレンジメント」だった。そして、今、それを深めたい、そして深めることで、この素晴らしさを周りにも伝えていきたい、と心から思って、そして、それに向かって行動している。
振り返ってみると、そのベースには「モーニングページ」があった。
「自分を知る」(ソヴァディーヤーヤー)の面からみても「モーニングページ」はなくてはならないものである。