知らない世界がまだまだある 和文化の入り口を覗いてみた
観世能楽堂での「新春特別販売会」なるものへ足を運んでみた。
新年いきなり着物への熱がムクムク沸いてしまった私。インスタでみかけて即申し込み。観世能楽堂も行ってみたかったし、そこで行われる「能トークショー」聞いてみたい!「能」なんて中学生の時の体験授業で行ったきり。そして、実際に本物の沢山の着物に触れてみたい…!!
何も考えずに足を運べたのは初心者ならではの大胆さだ。
結果、行ってすごーく良かった!
⚫︎初めての観世能楽堂
なんとこの日は観世能楽堂のバックステージでの展示、ということで、舞台裏まで上がることが出来た。ここを通って舞台に上がるのかと思うとそれだけで感動ひとしお。舞台裏から舞台、客席を眺めるという、なかなか見られない景色を見ることが出来た。
⚫︎初めての能 トークショー
最高に面白かった!
観阿弥世阿弥の話から小面、般若の面、お衣装から所作、そして高砂の唄まで。
なるほど舞台の松は鏡松。
歴史になぞらえてとてもわかりやすく説明を頂き、能にもがぜん興味が沸いてきた。
世阿弥の言葉って時代を超えて今でも心に響いてくる。「花は心」「寿福増長の基、遐齢延年の法」…、風姿花伝、読まねば!
そういえば、聞いている方、私以外は皆さん着物で能楽堂に馴染んでいて素敵だったなあ。
着物で観劇、今年の目標に追加。
⚫︎初めての販売会
「絢爛豪華」とはこういう時に使うのか。
バックステージに並べられた反物と帯の数々。
着物を着た女性の美しいこと!
和服の男性もまたみんなイケメン揃いに見える。
その中で、私の好みも伝えながら丁寧に説明を頂く。着物のお話…面白い!着物、奥が深い!
そんな中、好みの組み合わせを身体にあててもらい…着物だけだと地味に感じるけど、帯によってこんなに表情が変わってくるとは。もう、うっとりである。
ていうか、見るだけのつもりだったのに、買いたくなってきてしまうー、いやいや、もともとトークショー目当てだったしと、逃げるように何も買わずに帰ってきてしまった。
こういう風に仕立てる場があること、仕立て方、相場がわかったことも、超初心者の私には勉強になった。
とはいえしばらくは実家にある着物を着れるようになり、コーディネートを学び、自分の軸を持てるようになって、それから。それから、本当に欲しいものに出会えたらいいな。
そういう自分の軸を持ったうえでの本物の感動の為にも、学び、ますます無駄なものは買わないようにしよう、仕事も頑張ろう、と心に誓う。
あと、これからは文化に、和文化の継承に時間やお金、そしてパワーを使うっていうのもなんだかしっくりくる。
(まあそれよりも当面は自分の子供達が全てにおいて優先だが…、それはそれで頑張るぞ!)
例によってのマルチポテンシャライト。
この目標も変わってしまうかもだけれども、でも、その都度目標が出来るって、あるって、それに熱中するのって励みになる。
「初心忘れるべからず」
これもまた、世阿弥の言葉だそう。