小学5年生男子の自分評
「俺、マスクしている顔もカッコいいよな…」
これは、小学5年生男子から何気なく放たれた発言である。
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「俺さ、昨日改めて気付いたんだけどさあ」
小学5年生の息子と、その友達が話しているのが聞こえてくる。
「俺、マスクしている顔もカッコいいよな…」
…え?
戸惑いながら思わず話に入り込む。まあ、確かに客観的にみても整った顔立ちをしているけれど、自分で堂々と言う?
「た、確かにカッコいいよね。ちなみに、マスクしていないとどうなの?」と尋ねてみる。
「は?そりゃ当然カッコいいよ?」
今更何言ってるんだ、というテンションで返されてしまった。
息子をみると、同意するでもなく、否定するでもなく、平然な顔で、スルーしている。
そして、2人の小学5年生男子は、何事もなかったかのように他の話題へとうつっていった。
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わーなんだ、この自己肯定感の高さ、最高じゃないか!
何事もないけれど、私にとっては大ゴトである。
・自分のことを自分でカッコいいと思えること
・そして、それを、当然のように言葉に出し、そしてシェア出来ること
・聞いた相手が反応しようがしまいが全く気にしないこと
衝撃をうけた私は息子に聞いてみたところ、「え?ああ、あいつ、いつもそうだよ。」とのこと。そして息子もそのことに対して全く気にとめていなかった。
どうしたらそんな風になれるんだろう。
自分自身、まわりを気にせずに心から自画自賛出来息子の友達みたいになりたいし、子供達にもそういう風に育って欲しい。
私は三姉妹で女の中で育ったのだが、小学男子ってみんなこんななのか?とママ友たちにシェアしてみたところ、大爆笑していた。
いや、実に、自己評価が高いということはまわりを明るくするし、今後も逞しくいきていくんだろうなあという希望をこちら側にも感じさせてくれる。
「私、マスクしている顔も美しいわ。」
そんな風に心から思い、そして、周りを気にせず発言してみたいものだ。
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