南阿蘇の湧水(白川水源)
おはようございます。
ミュルアです。
関東に台風が近づいているせいか曇り空ですが、今朝は少し涼しいです。
さて、今日も南九州の旅のレポートを続けます。
鹿児島から熊本に入る途中、とても大きな建物が目に入りました。
主人がすぐに気がつき、
「あっ、TSMCだ!」
と言いました。
そう言えば、TVの経済番組で見た事があります。
TSMCとは、台湾の半導体メーカー『台湾積体電路製造』のことで、熊本の菊陽町に第二工場を作っているのです。
世界的企業だけあって、本当に大きな工場です。
周辺の道路や店舗も整備され、台湾との飛行機の直行便も新設され、本当に熊本をあげて期待している感じがしました。
何故、半導体メーカーの工場が阿蘇に来たのかお分かりの方は、お分かりですよね。
そう、豊富な水資源があるからです。
半導体工場には、大量の水が必要です。
工場が来たのは、それが決め手になったそうです。
熊本は、阿蘇の外輪山から豊富な地下水が湧き出でています。
水道も100%地下水で賄われているそうです。
熊本は、『火の国』と呼ばれていますが、実は『水の国』でもあります。
そんな水を求めて、私達は、今回も『白川水源』に行きました。
『白川水源』は、熊本市内を流れる白川の始まりの湧水です。
水源には、白川吉見神社があり、罔象女神(みつはのめのかみ)という水の女神様がお祀りされています。
昔、夏になると、よく来ていたのですが、久しぶりに訪れると、周辺のお土産物屋さんなどがちょっと寂れている感じがしました。
地震など色々あったせいでしょうか。
とはいえ、湧水は、変わらず透明で清らかそのものでした。
水源に直接触れてはいけないので、柄杓で掬って水に触れると、とても冷たく、心身が清められる感じがします。
改めて水がこんこんと湧き出る様子を見ていると、『命の水』だと思いました。
水質保全の為に100円ほど入場料を支払いますが、もっと払っても良いと思うぐらいです。
近年、熊本の地下水が減ってきていると聞いたことがあります。
熊本の大きな工場は、水の保全活動もしているそうです。
日本は、世界的に見ても、水が豊かな国です。
水無しでは、生きていけません。
皆で水資源を大切にしていきたいですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。