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紙の神さまと越前和紙〜岡太神社・大瀧神社〜
おはようございます。
ミュルアです。
明日は、蝕を伴う新月なので、エネルギーが強くて、目が冴えてあまり眠れませんでした。
ところで、越前で訪れた神社を記事にしようと思っていたら、同じ場所がJR東日本のCMで流れていて驚きました。
全く同じ場所を吉永小百合さんが旅しておられました。
大河「光る君へ」でも、沢山の美しい越前和紙が登場するので、ブームになってきたのでしょうか。
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越前和紙の里の【卯立の工芸館】で紙漉きを見ることが出来ます。
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寛延元年(1748)創建
国登録有形文化財指定
この日の紙漉きは、午後から始まるので、すぐ近くのお店で名物のおろし蕎麦を食べました。
お出汁の味が効いていて、とても美味しかったです。
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紙漉きの実演の前に卯立の工芸館の内部を拝見しました。
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釜場で紙の原料のみつまたや楮(こうぞ)を初めて見ました。
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みつまた、楮
職人の方が、紙漉きを見せてくださったのですが、千年の時を超えて残る和紙作りを目指しておられ、そのひたむきさに感動しました。
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越前和紙の里には、何軒か和紙が買えるお店があります。
パピルス館で格式の高い奉書で作られた封筒とグラデーションが美しい封筒を買いました。
綺麗なので、使うのが惜しくなりました。
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最後に紙の神様にご挨拶に行きました。
山の上の上宮である奥の院(紙祖神岡太神社と大瀧神社の本殿が並び立つ)には、行けなかったので、下宮である里宮にお参りしました。
里宮は、紙漉きの業を伝えた女神、川上御前がお祀りされています。
また、大瀧神社の主祭神である国常立尊、伊弉諾尊もお祀りされています。
国常立尊さまがお祀りされている神社は、とても珍しいです。
それから、本殿が独特の作りで、彫り物がとても見事でした。
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国の重要文化財
子供の頃、紙を粗末にしていると祖母や母に叱られました。
何故かというと
【紙は、神に通じる】から。
紙を漉く職人さんの本にも同じことが書いてありました。
お祈りの後、そのことを思い出しました。
自然の恵みから作られる【紙】も、その恵みを与えてくださる【神さま】も敬い大切にしないといけないと改めて思いました。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
越前和紙の里のホームページ