ヘルペスに対処できるアロマ
へルペスって?
季節の変わり目になると、ヘルペスに悩まされる人も多いのではないでしょうか?
ヘルペスは菌感染症ではなくウイルス感染症です。
つまり抗菌剤や抗菌作用のあるものでは改善しません。
ヘルペスウイルスの感染による発疹をヘルペスといいます。
ヘルペスには、広い範囲に帯状にできる帯状疱疹が出る帯状ヘルペスと、赤い発疹が出た後に小水疱ができる単純ヘルペスがあります。
単純ヘルペスは、口のまわりや口腔内にできやすく、発症すると症状はひどいのですが、再発が少ない1型と、臀部(お尻のまわり)や生殖器にできやすく、再発する可能性が高い2型があります。
抗ウイルス作用で帯状ヘルペスを抑制する場合
帯状疱疹と呼ばれる帯状ヘルペスの原因は、は水疱と同じウイルスです。
水疱の発症後、ウイルスは神経系に休眠状態で残ります。
そして数年後に、ストレスや免疫欠損、何らかの病気が原因で再びウイルスが活性化されると、帯状ヘルペスを引き起こします。
かゆみやチクチクする痛み、神経痛があり、その後神経に沿って赤い水疱があらわれ、帯のように広がります。背中や胸の中心にできることが多いのですが、首や顔、頭皮に出ることもあります。
私は、二人目の子どもを出産後に、帯状疱疹を発症した経験があるのですが、お腹まわりの内側からのチクチクする痛みは、今でも覚えています。
それくらい痛かったです。
おすすめの精油は
ティーツリー・ラベンダー・レモン・ゼラニウム・ベルガモット
・塗布する
各オイルでお好きな香りをキャリアオイルで希釈して、患部に塗布します。
・ブレンドオイルを塗布する場合
<ブレンドオイルのレシピ>
①キャリアオイル大さじ1(15ml)に、ラベンダー3滴、ティツリー2滴、ユーカリプタス2滴をブレンドします。
②ブレンドオイルを、幹部と足首から下に塗ります。
足裏の反射ツボに塗っても良いです。
抗ウイルス作用で単純ヘルペスを抑制する場合
おすすめの精油は
ペパーミント・ティーツリー・ヘリクリサム・クローブ・ラベンダー・ユーカリプタス・レモン・サイプレス・ローズ・ベルガモット・レモンユーカリプタス
・塗布する
精油を1〜2%の希釈度で薄めて、発疹や水疱ができている箇所に塗布します。
ペパーミントとティーツリーのブレンドもおすすめです。
口唇ヘルペスを抑制する場合
口の中に水疱やただれができるものを口唇ヘルペスといい、単純ヘルペス1型が原因です。1型は、ウイルスが顔の三叉神経(さんさしんけい)に潜むため、顔や上半身、特に唇に症状がでます。
2型は腰や仙骨神経節にウイルスが潜むため、下半身、特に性器にあらわれます。
おすすめの精油は
ティーツリー・メリッサ・ペパーミント・レモン・ゼラニウム・ラベンダー・ベルガモット
・キャリアオイルで希釈して塗布します。
帯状疱疹と単純疱疹の違いって?
帯状疱疹は水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルス、単純ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの感染によって起こります。この2つのウイルスはとてもよく似ており、両方とも、一度感染すると一生涯、体の中に潜んでいて、免疫力が落ちたときに症状が出てきます。
帯状疱疹は神経細胞の外側にいて、発症するときはウイルスが大量に発生し、神経を通って皮膚に感染するため、ダメージが大きく、発疹ができる範囲が広くなります。痛みも強く、後遺症が残ることがあるといわれています。
単純疱疹は、神経細胞の中におり、細胞の中を移動します。移動が早いため、免疫を防ぐことができず、何度も再発を繰り返してしまうことがあるのです。
精油を使用する場合の注意点
柑橘系のオイルには光毒性を持つものがあります。
皮膚に塗布した後12時間は直射日光や紫外線(人工的なものを含む)を避けてください。
敏感肌の人や高齢者、子供や赤ちゃんには刺激が強いオイルがありますので、必ず希釈して、初めて使用する場合は、パッチテストをするようにしてください。