のびしろ

のびしろとは余白である

すでにジュースが満杯注いであるコップより
注げる余地がある方が
いい

なぜなら
まだ注げるからだ
その方がワクワクするし、冷蔵庫のジュースも消費できる。

先日、会社でMTGがあった。
委託先の自社チームの運用方針を定める会議だ。

私は緊張していた。
なぜなら
司会進行役の同い年の子がいなくなった
彼は同じく勤務していた業務委託先に正社員として採用された。

優秀な人はある日突然いなくなる
いることを当たり前だと思ってはいけない。

私は彼と同い年でよき理解者であり
期待してMTGのメンバーに選出してくれた。
「面白いし、アイデア出してくれるね」
と私の価値観・世界観を認めてくれていた。

普段から仲も良く私のことを認めてくれている彼は
MTGで私の意見を採用してくれてることが多かった。
私が植えた意見に水をあげて収穫できるように育ててくれる。
実際に意見して採用された策が施行された時はかなり嬉しかった。

そのおかげで自分は仕事ができる方だと
自信を持ってMTGに参加出来ていた。

彼がいなくなったいま
私がMTGの中心を担おうと躍起になっていた。

彼の代わりに
進行役を担う。

「あれ、全然上手くいかない。」
進行を始めてヤバいと思った。

説明が全然出来ない。
自分の頭の中で整理できていないのに
進行役だから喋らないといけないため
文脈がめちゃくちゃになった。

説明の矛盾点を突かれた。
「やべ、、」
矛盾が参加者全員に共有される。

最高顧問的な人に苦笑いされる
それでも心は折れていない。
「やろう、ぶっころしてやる」と思った。
(わかる人にはわかる)

進行役には以下の能力が必要になる。

会議の進行・議論をまとめる・議論を前に進める・皆へ意見を募る・
皆を和ませる力・メンバーに適切な役割を与える・方向性を示す

この間まで優秀な同い年に気に入られ、自分の意見を話すだけで良かった。
庭に種を植える力とは全く違う能力が要求される。

野党がいかに楽か感じた。
代案を出すことなく、自分語りをしていればOK

そう俺は若くして
独りよがりな野党になっていた。
自分の意見を庭の好きなところに放り投げる。

これから与党になるためには
植えた種に水をあげて収穫できるまでに育てる力
すなわち皆に意見を募り、それを世に出せるように
検討して育てていく能力が必要だ。

自分の足りないところを自覚して
はじめて成長できる。

「とりあえず、波打ちパーマにしてセットが必須なのに夜更かしして朝起きれないのはやめよう」
そう心に誓った。
私には睡眠時間が足りない。




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