雑貨で巡る、神戸 世界一周旅行。
今回は、
「神戸で世界一周旅行!」
と題して、
神戸の各国の素敵な雑貨屋さんを
ご案内していただき、巡ったお話。
はじめに
ご案内してくださったのは、
神戸と大分を拠点に
素敵な雑貨企画や販売をされている
かわのさん。
(彼女の雑貨の企画や活動のご様子はこちらのブログをご覧ください)
神戸のゲストハウス萬家(マヤ)で
出会ったのがきっかけ。
萬家でやられていた雑貨の限定SHOPを
たまたま見つけてお話を聞くと、
可愛い雑貨を並べて売るだけでなく、
その土地の暮らしや文化、
物語や作り手さんを大切にされながら発信し、
雑貨と人を繋いでいる活動とお人柄がとても素敵で。
この出会いとご縁に
大きなときめきを感じたわたしは、
そのあとすぐに
大分へ会いに行かせていただき、
そこから
ベトナムのご縁を繋いでいただいたり、
福岡でお会いしたり、
クリスマス企画でお声がけいただき
わたしの作ったコラージュを
展示していただいたり。
そんなかわのさんが
ご案内してくださったお店は、
どのお店も、素敵な店主さんと
素敵な雑貨はもちろん、
雑貨を通してその国や土地、暮らしや文化、
作り手さんや関わる人々への
愛情とリスペクトで溢れていて。
お店にはとてもとても
書ききれない魅力でいっぱいなので、
今回は、ご案内していただいたお店と、
中でも特に気になった雑貨や
その土地について触れたいと思います。
一緒に旅しているような気持ちになったり、
実際に気になったお店に
足を運んでみていただけたら嬉しいです。
では、神戸世界一周旅行、スタート!
①ロシア~ロシア雑貨 いりえのほとり~さん
1ヶ国目はロシア。
山本通(異人館通り)沿いにある
ロシア雑貨のいりえのほとりさん。
実は、ロシアはこれまで
わたしの中でノーマークだった国。
ロシアといったらマトリョーシカと
ボルシチ、ウォッカ。
正教会とカラフルなモスクに
とにかく広くて寒い。
これらいのイメージしかなく、
ロシアの雑貨や暮らしや文化を
ほどんど知りませんでした。
ところが、いりえのほとりさんを訪ねて、
ブルーと白の手描きで素朴で
可愛らしいグジェリの陶器、
ロモノーソフの金色の縁取りの
華やかさと、工房やアーティストさんによって
様々な表情のある個性豊かな
色使いとデザイン、洗練された技術。
マトリョーシカも、
様々な個性があって惹きつけられる。
ウッドバーニングで絵付けされた
素朴で愛らしいものから、
"てぶくろ"の絵本が描かれた
風景も美しいもの。
ベレスタという白樺細工に
牧歌的でキュートなクレイドール。
華やかさと、洗練されたデザインと技術の
磁器の美しさに、
陶器の手描きの素朴な可愛らしさと濃淡、
原色のはっきりした色遣いに、
パステルや温かみのある
工房やアーティストさんごとの
個性豊かな作品。
ロシア雑貨と、その奥に広がる
その土地の暮らしや文化の表情の豊かさに
もっともっとこの国を知りたいと
魅了されました。
店内のチェストの引出しを開けると、
そこにはさらにたくさんの個性豊かな
可愛い雑貨がぎゅっと並んでいて。
奥深い、いろんな引出しから
素敵なものがたくさん飛び出す店内は、
まるでロシアの魅力を体現したかのような
ワクワクが詰まっていました。
いりえのほとりさん、
ありがとうございました!
(公式HPとGoogleマップはこちら)
②フランス ~メゾン・ド・プロヴァンス~ さん
2ヵ国目は、フランス。
フランスのアルザス地方の
スフレンハイムの陶器が
とっても可愛いとお聞きし、
絶対行きたくなった街。
ちょうど近くに南フランスの雑貨屋さんがあり、
ランチの予約まで少し時間があるからと
立ち寄ったお店。
南フランスの海と山の
爽やかな風を感じるような雑貨がたくさん。
中でもわたしが心惹かれたのは、
爽やかなで元気をもらえるような
ラベンダーやレモンがモチーフの
クッションカバーや
テーブルクロス。
絵本のような可愛い世界観の
アルザスの街並みと刺繍。
そして、絵本作家ハンジ。
アルザス地方の伝統的な風景や
民族衣装を着たこどもたちがモチーフに。
その絵の温かみとタッチ、
色遣いやモチーフが
とっても好みで一目惚れ。
こんなに可愛く幸せな雰囲気で
元気が出るような雑貨がある南フランスには、
どんな人達が、
どんな風に暮らしているのか、
そんな南フランスの情景と
そこにある日常を思い浮かべる。
このお店を訪ねて、
南フランスとアルザス地方が
いつか必ず行きたい地域の一つになりました。
そして、となりには
系列のレストランも。
ここの編まれたイスが
とってもキュート!
メゾン・ド・プロヴァンスさん、
ありがとうございました!
(公式HPとGoogleマップはこちら)
③ベトナム ~ベトナムご飯コムコカ~ さん
3ヶ国目は、ベトナム。
ランチにずっと行きたかった
ベトナム料理屋のコムコカさん。
実は、わたしがベトナムの
ハノイとサパに行くきっかけを
くださったお店。
かわのさん、コムコカさんと
いろんな方にご縁を繋いでいただき、
大充実のハノイとサパ滞在になりました。
コムコカさんのおかげで、
サパの存在を知り、
山奥の黒モン族の家で
ホームステイをし、
暮らしや手仕事を見て体験した時間は、
やっぱり旅と暮らしと手仕事が好きと
確信を充実に満ちたものでした。
(そのときの様子をまとめたときの
YouTubeはこちらから。)
https://youtu.be/FtQaoqsIi0M?si=0hdd9Obwtg8nn7pc
このベトナム旅のお礼もかねて
ずっと行きたかったお店。
ベトナムのハノイで修行もされており、
本格的なベトナム料理です。
ブンチャーサイゴンという、
ベトナム風の混ぜ麺を注文。
揚げ春巻きと香草と
甘酸っぱいタレが
とっても美味しかった、、!
お漬物風の副菜と
牛骨スープもとっても美味しい。
お野菜も旬の有機野菜など
素材や鮮度にこだわられていて、
メインはもちろん、
副菜やお野菜もとっても美味しかったです!
(妹の頼んだ牛肉のフォーもすごく美味しかったです!)
コムコカさん、ごちそうさまでした!
そして、ありがとうございました!
(公式InstagramとGoogleマップはこちら)
④北欧 ~markka(マルカ)~さん
4,5ヶ国目はフィンランドとスウェーデン。
北欧雑貨のmarrkaさんは、
フィンランドとスウェーデンを中心に
北欧のヴィンテージの食器や雑貨、
お店の奥にはカフェスペースも。
中でも素敵だと感じたのが
カフェのマグカップ。
カフェ用の食器棚の中から、
好きな北欧のヴィンテージのマグカップを
選べるという。
選んでいるだけでワクワクするような
可愛いマグカップがたくさん。
それから、店主さんたちが作成している
「マルカの北欧案内」という本のシリーズ。
何度も買い付けで行かれている
店主さんならではの視点と
北欧への愛情がたっぷり詰め込まれていて、
写真もたくさんで可愛く
一冊ずつ味わいながら
揃えたいような
とても素敵なシリーズでした。
素朴な魅力のククサの
その土地で使う人の想いや物語、
白樺細工のアーティストさんについてなど、
その土地の文化や暮らし、
作り手さんのことが書かれた
店内のPOPを見るだけで、
その雑貨がより愛おしく見えてきます。
markkaさん、ありがとうございました!
(お店の公式HPとGoogleマップは以下です)
https://maps.app.goo.gl/9FUvmBGjx7xHCqoJ9
⑤ポーランド ~KERSEN(ケルセン)~さん
5ヵ国目は、ポーランド。
少し時間があり、ちらっと寄った
ポーリッシュポタリーのお店。
店内には、ブルーと白を貴重とした
ぽってり可愛いい
ポーリッシュポタリーがずらり。
わたしは1年間
ポーランドに留学していたこともあり、
ポーリッシュポタリーには思い入れがあり。
ポーリッシュポタリーの街、
「ボレスワヴィエツ」で
工房巡りをしながら
お気に入りのマグカップを
選んだのが懐かしく思い出される。
街の工房で職人さんの手によって
スタンプを手押しして描かれるお花や、
工房ごとに少しずつ
個性のある丸みの違いも魅力。
ポーランドの主食は
じゃがいもやピエロギ(ゆで餃子)の
素朴なごはん。
食卓に彩りと華やかやを
加えながらも、素朴な雰囲気の
ポーリッシュポタリーは、
そんなポーランドの素朴な食文化と共にある。
そんな大好きなポーリッシュポタリーの
お店に来れてうれしかったです。
KERSENさん、ありがとうございました!
(お店の公式HPとGoogleマップは以下です)
https://maps.app.goo.gl/h8Va2xHjHWGXrctR6
⑥ラトビア ~SUBARU(スバル)~ さん
6ヶ国目は、ラトビア。
ラトビア雑貨の専門店のSUBARUさんも、
かわのさんからお話をお聞きしており、
ずっと訪ねてみたかったお店の一つ。
店主の溝口さんが
工房や作家さんや街を巡って
オーダーされたり買い付けされた
雑貨が並ぶ店内。
カフェスペースでは、
ラトビアのハーブティーもいただきながら
お話を聞かせていただけたり。
1年半、ラトビアに住まれ、
雑貨っや工房だけでなく、
音楽やラトビア語も学ばれるなど、
深く深くラトビアという国の
暮らしや文化と繋がり、
発信されている。
1つ1つ編み方の違う
美しい手仕事の籠に、
白樺細工に、ミトンに…。
そんな店内の雑貨の1つ1つに
店主の溝口さんの
ラトビアや作り手さんへの
愛情が溢れており、
愛されている1つ1つの雑貨から
幸せとよろこびが伝わってくるような
空間でした。
ラトビアの素朴で丁寧な手仕事や、
文化や歴史、伝統を
もっともっと知りたくなり、
ラトビアで年に一回開催される、
森の民芸市にも必ず行きたいと思いました。
SUBARUさん、ありがとうございました!
(お店の公式HPとGoogleマップは以下です)
⑦ベトナム ~Quy Nhon(クイニョン)~ さん
7ヵ国目は、またまたベトナム。
こちらも少し時間があり、
最後に寄らせていただいたお店。
カラフルなバスケットや
刺繍、陶器、さまざまな素敵なベトナム雑貨が
小さなお店にぎゅっと詰まっています。
ベトナムに行ったときに
ハノイで訪ねた
陶器の街、バッチャン村や、
山奥のサパに住む
モン族の服や刺繍をみて、
とても懐かしい気持ちになりました。
ベトナムのプラカゴは、
軽くて丈夫で、水にも強く、
汚れも落ちやすいため、
昔からベトナムの庶民に
親しまれて使われていたという。
PPバンドが盛んに使われる漁村が多く、
スコールなど雨の多いベトナムの
日常生活に欠かせないものだと
聞いたことがある。
フランス植民地時代の影響を受けた、
オシャレで元気がれるような色遣い。
旅先でも、こんな
雑貨のもつ背景の暮らしや文化の物語を
伝えて行きたいと思う。
店主さんの、雑貨を大切に選んで、
長く愛着を持って使ってほしい、
作り手さんやその地域に
少しでも還元したいという想いも
とても印象に残っている。
そんな、作り手さんだけでなく、
雑貨や手仕事に関わる方の想いも
一緒に届けられたらなと思う。
さいごに
それぞれのお店で、
店主さんからお話を聞いたり、
雑貨や工房の紹介をしている文章から、
その土地の暮らしや文化、歴史や伝統や
自然や人や生活や日常への
愛情が伝わってきて、
たくさんの刺激と学びがありました。
深く長く、勉強し、現地に何度も足を運び
人々と交流し、大切なものを預かり
販売している方々ならではの
愛情や伝えられるものもたくさんあると
再認識しました。
いつかきたるべき世界一周では、
1ヶ国や1つの土地にいる期間は
どうしても短くなってしまいますが、
それでもできるだけ、こんな風に、
"可愛い"だけではないその奥に広がる
その土地の暮らしと文化も
見て、知って、触れて、体験して、
届けていけたらなと思います。
そして、世界一周という
さまざまな土地を訪ねるからこそ
見えるもの、できる発信を
模索しながら、続けたいです。
今回であれば、
それぞれの地域とお店にあった
白樺細工や木工品や陶器。
バスケットの素材の違いや
編み方の種類や紋様。
それぞれ同じ手仕事の
国や地域ごとにある
生活に根付いてきた歴史や文化の
違いと共通点を知りたくなったし、
どんな風に日常の暮らしの中にあるか、
そんなことを紐解いていけたら。
最後に、
そんな新しい発見と気付きと
なによりワクワクの詰まった
素敵な "神戸、世界一周旅行" を企画し
ご案内してくださったかわのさん、
本当にありがとうございました!
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最後まで読んでくださり
ありがとうございました♡
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では、また!