世界一周111日目🇮🇳 8.10 チェンナイ、タラブックスへ

今日は少しだけ食当たりの
症状が回復してきたので
ずっと行きたかったタラブックスへ。

その前にショッピングモールへ
買い出し。この旅始まって以来の
ショッピングモールでの買い物なのでは。

2人とも一つ前の宿で重要な服を
着ていたもの以外4つ全て
置いてきてしまったことに気がつく。
売っていそうなのがどうも
その辺やマーケットにはないので
高いけれど泣く泣くショッピングモールへ。

サンダルを忘れ、靴下を忘れ、
どんどん身軽になっていくわたしたち。
以外とあるものでなんとかなるものである。

無事に買い物終了。

食当たりで固形物が食べれなくて
毎朝お世話になっている
近所のカフェは、なぜか毎回
バナナラッシーの値段が変わる。

観光客向けに少し高く取っているのだろうが、
適当すぎて、そんなところも好きだ。

そしてインドでは細かいお釣りを
気にしない傾向があるように思い、
数ルピー(数円)なら毎回
next timeでいいよ!と
おまけしてくれることが多い。

それに慣れてきて
わたしも向こうがちょうど
持っていないときは、
next timeでいいよ〜と
言うクセが付いてきたのがちょっと嬉しい。

またこのお店に来よう、と
思えるし、なんだから少しの
ハッピーが広がっていく感じ。

昼と言ってももう14時と遅いが
お腹ぎ空いてきて、少し食べれるようにも
なってきつつあり、
美味しそうなミールスを横目に
お腹に刺激がないよう
スパイスの全く入っていない
バーガーキングのチキンバーガーを
スムージーになるくらいまで
よく噛んで食べる。
悲しい食事だがここは堪えどき。

そして念願のタラブックスへ!

以前インドの本の取材を
させていただいた方から
タラブックスのお話を聞いていて
インドでもとても行くのを楽しみにしていた
場所の一つ。

タラブックスとは、
南インドのチェンナイにある出版社で、
手漉きの紙を使い、シルクスクリーンで
プリントして、製本をする、という
全てを手仕事で行い、
『奇跡の出版社』とも呼ばれている。

ショップと工房は別とのことで
作業は見れなかったけれど、
本だけでもとっても素敵だった。

手漉きの紙の質感、
シルクスクリーンならではの
印刷にはないインクの立体感や、
ところどころ掠れる感じ、
目の前にあって触れているだけで
手仕事の温かみに触れて
幸せになる本ばかり。

加えて、素敵な絵と物語。
流行り廃りのなく、長く愛される
手仕事で作り出される本というのは、
実際に見るとその存在そのものが
本当に素敵なものだった。


帰りは贅沢だが、具合が悪いので
Uberでオートリキシャを呼ぶ。
この運転手さんが若くてめちゃくちゃ
イケイケGoGo無茶な追い抜きやら
なんやらで寿命が縮んだ。
3分に1回は誰か跳ねているか
ぶつかっていなきゃおかしいような運転だ。

ネパールでも
若者がよく使うのを聞いたが、
彼も渋滞がwaste of time、
と言っていた。

彼は英語が少しだけ話せて、
それを聞いたあと、
全然急いでないから
ゆっくり安全運転で大丈夫、
と言ったけど、やんちゃ運転は
全く変わらなかった。

思えば、わたしたちからしてみれば
ちょっとの観光の滞在、
少しの時間より安全の方が大切で
渋滞も物珍しく街を見れて楽しめるが、
彼らにとってはこれが日常で
毎朝、毎晩、いつでも渋滞だと思うと
その気持ちも分からなくもなかった。
けれど、waste of timeと言って
waste of lifeだけはしないでおくれ、
と思った。命が最優先。

狭いところを無理やり進み、
不要な大きなハンドル操作で
遠心力を楽しみ、
反対車線にはみ出して
ガンガン追い越しをする
彼の運転を見て、若いな、と感じた。

他のインドで味わった運転も
似たり寄ったりですごいが、
特段彼の運転はひどく、
若いだけじゃなくて、
少し度が過ぎていたけど。

そしてなぜ若い、と感じるのか、
勝ち負けに一喜一憂して、
そこに重きを置いている感じかも、
とふと思えた。
特に若い男性を見て、
あまりよくない意味で感じる、
若いな、という感覚は
上の理由なのかもしれない。

他の車やリキシャとの小競り合いに勝ったり
歩行者が避けたりギリギリでかわしたりと
運転が自分の思うようにいくのが
嬉しくて楽しんでいるように見えて、
運転に限らず、若いな、と思う男性は
自分の中のプチゲームの勝ち負けや、
自分の思い通りに行くことが
最重要事項な時間の流れに見えた。

自分の感覚で使っていた言葉が
深掘りされて言語化されて
腑に落ちた。

宿に帰る前にトイレットペーパーを
近所の何でも屋さんで買いに行くと、
前回はたしか30ルピーだったのに
今日のおばちゃんは200ルピー出したら
150ルピーしかお釣りが返って来なかった。

え?と言うとしぶしぶ10ルピーだけ
追加でもらったが、
観光客値段の付け方が適当すぎる。

前回のおじちゃんの30ルピーも
絶対高めに取られているが、
50はいくらなんでもやりすぎだ。

思い返せば、前回のおじちゃんも
ペーパーが30×2とティッシュが35×1
で95のはずがなぜか合計で105と言われたが
ボーっとしていたので気がつかず、
500札しか持っていないで渡すと
端数の5はあるかい?と言われて
ないんだよ〜と言うと、
next timeと言って5ルピーおまけしてくれたので
翌日健気に5ルピーを渡しに行ったのに。
よく考えれば逆おまけがおきていた。
面白い国だ。

夜はまた、ラッシーと
ゆっくりなら食べられるかもと
美味しかったミニサモサも
1人2つずつテイクアウトして帰宅。

けれど、わたしは具合が悪く
サモサがすぐには食べられなかったので
妹にいる?と聞くと微妙で曖昧な反応が
返ってきたので、てっきり食べていないと
思って、やっと今から少し食べようかなと
思ったら、すでに妹が食べていた。
ちょうどミニサモサ2つ食べると
収まるくらいのお腹が空いている。

今日食べたのはバーガーキングの
小さいチキンバーガー
(しかも3割くらい妹にあげた)
とバナナラッシーだけである。
ぺこぺこだった。

一方、昨日の野菜スープとパスタは
乗り越えたので今日は大丈夫だろうと
バーガーキングと
サモサ4つを元気よく食べた妹は、
また波が来てしまったらしく、
今日は来ない約束だったよね?と
少し攻めた食生活を悔いていた。

熱は治って少し回復はしているものの、
やはりまだまだしんどくはある。
スリランカ行きが心配だ、、。

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