上五島、バスの待ち時間に、港でタコとハイボール。
みなさん、こんにちは!まろです。
気ままな、行き当たりばったりな旅が好きです。
そんなわたしの旅の紀行文。
今は長崎の上五島の宿で、
お掃除を手伝いながら泊めていただいてました。
約10日間の滞在で、
今日は中通島の中で栄えている
北の方へ行ってみることに。
バスの待ち時間にタコとハイボールをしたり、
浜辺でハンバーガーを食べてぼーっとしたり。
そんな一日の旅日記です。
他にも、忘れたくない
旅の思い出をコラージュしてます。
チケットやパンフレットや、
時には箸袋を切り貼りして。
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本編に戻って、
では、スタート!
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今日の朝のお仕事は、宿の窓掃除。
昨夜は雨が降り、
宿の目の前は海なので
掃除のしがいがある。
デッキに出て窓を一生懸命磨く。
水をかけて、スポンジでこすり、
水切りをし、乾拭き。
ちょっとした達成感があり、
こういう作業が好きだったりする。
しかもお日様と海風をいっぱいに浴びながら
体を動かす作業は気持ちがいい。
オーナーの奥さんがやってきて、
窓を見て第一声が、明るく無邪気に、
「わあ!窓ピッカピカ!ありがとう!!」
なんて素敵な人なんだろう。
この短い言葉の中に、
労りと、感謝と、よろこびと、
いろんな素敵なものがギュッと詰まってて、
うれしくなった。
午後は、天気もいいので
島の北側に行ってみようと思っていた。
北側は宿のある南からバスで1時間ちょっと。
平地が多く、港もあり栄えている。
蛤浜というキレイな浜があるから
行ってみたら?と
オススメしてもらったのだ。
1時間半に1本くらいバスは出てるけど、
昼間はもっと少ない。
14時近くに着くけど、
ランチが終わっているお店がほとんど。
海を見ながらご飯が食べれそうな、
そして何よりこの時間で開いているお店を探すのが
なかなかハードルが高い。
はまぐりデッキという、
蛤浜が見えて、14時過ぎでも開いている
よさそうなカフェを発見。
ここに行ってみることに。
島の左側の海沿いを
ひたすらのんびり走るバス。
窓から見えるのは、
山と島と海と空。
この風景と、人気のないバスの
心地いい揺れ。
どこか遠い国に来たような、
不思議な感覚になる。
バス停を降りて10分ほど歩く。
のどかな緑と田舎風景。
海は見えないけど、
海のすぐそばの、こののどかな風景と空気は、
どことなく、オーストラリアのケアンズに似てるな、
と思った。
大学1年生のときの、
楽しかったケアンズでの大冒険が
しみじみと思い出される。
あれはもう6年前になるのかと、
回想して、なつかしく思う。
今はひとりのんびり旅をしている。
あのときのような、何も知らない
無鉄砲に3人で旅した
友との旅を恋しく思う。
旅をしながら、昔の旅を思い出して、
一度に二度おいしいような。
そしてお目当てのはまぐりデッキへ到着。
テラスには芝生とテーブルが。
海の家とカフェの間のような場所。
奥には白い砂浜と水色の海が見える。
ピザとかいろいろ美味しそうなメニューがあって悩んだけど、
すり身バーガーにすることに。
地元のお魚をすり身にしているらしい。
フィッシュバーガー系は
冷凍のよく分からないのを
揚げたやつしか食べたことないから
気になって。
バジルソースも
なんだかオシャレで気になる。
なんとなんと、めちゃくちゃ美味しい!!!
すり身もしっかりしてて、
たっぷりのバジルソースとよく合う。
こういう海の前の所の食べ物って、
適当なハンバーガーとか出すイメージだったけど、
めちゃくちゃ美味しくておどろき!
うーん、良心的ですごくいい所だ。
そういうお店と出会うとうれしくなる。
単品OKじゃなくて、
ポテトと飲み物のセットのみとかにして、
もっと儲かってほしいとすら
余計なことを考えてしまう。笑
すぐ下の浜辺で、
奥さんの横でこどもが駆け回り、
旦那さんが写真を撮っている姿がほほえましい。
横のテーブルでは、
地元のおばさま達が
4人でワイワイおしゃべりしている。
そんな声を聞きながら、
ボーっと海を眺めて
時が流れていく。
一人で旅をしている実感がわいて、
いろんな空想や考えが頭をめぐる。
そんな時間も好きで。
この溢れ出す、もの思いにふけった
時間を、心を、
感情を、思い出を、
忘れないように、
日記やこういうものに残すのが好きで。
ここでも持ってきたコラージュノートに
小豆島の思い出を書き加えた。
思えば昔から好きだった。
一年生の夏休みの宿題の絵日記は、
7日分書けばいいのに、
書くのがたのしくて
マス目を自分で書いて
親に印刷してもらい、
紙を増やして、
ページが足りないから
セロハンテープでくっつけて、
30日分の、分厚い分厚い絵日記を書いた。
今日はあんなことやこんなことがあって、
こんなことを思って、
楽しかったという記憶を、日々を、
忘れるのがもったいなくて。
今も毎日日記を書き、
旅のコラージュを作り、
もっと長く書きたいことを
noteに書く。
やってることは、好きなことは、
ずっと同じかもしれない。
いつかこの長い長い旅日記を
深夜特急みたいに本にするのが夢で。
ヨーロッパでの旅日記も
ひそかにワードに書いたものが大量にある。笑
それを見ながら、思い出しながら
noteにも書きたいな。
大量すぎて行った国と街の
1/3くらいしかできてないし、
1つ1つのボリュームがすごすぎて
骨が折れる。笑
このnoteみたいに、
ささっと書きたいのに
どんどん長くなるし。笑
食べ終わり、浜辺を散歩しに行く。
明るい砂浜と、
透き通った海。
なんとも言えない美しい色。
目の前に島々が見える不思議な浜辺。
白い遠浅の海は、
シドニーのビーチを思い出す。
五島はなぜか、
オーストラリアを思い出させる景色が多い。
バスを逃すと次がないので、早めに戻る。
バス停を確認して、時間が余っている。
丘の上に展望台のようなところを見つけて
登ってみることに。
こういう面白そうなところを見つける勘が
どんどんきくようになってくる。
やっぱりオーストラリアに似ている。
言葉では説明できないけど、
空気と風景が似ていると感じるのだ。
そろそろバス停の方へ向かう。
気になってたゲストハウスが近くにあり、
のぞいてみる。
ダイニングスペースが入口から見えるけど、
やってなさそうだ。
また次回のお楽しみになった。
帰りは青方というバスターミナルで乗換。
1時間くらいあるから、
夜ご飯をスーパーで買いつつ、
ぶらぶらしてみることに。
バスを降りてまず目に入ったのが
The昔ながらのパン屋さん。
ほっこりせずには、いられない。
「こんにちは」と言って入ると、
白髪交じりのおばあちゃんが店番をしている。
「どこから来たの?」
「福岡です~」
と会話が始まる。
蛤浜に行ってきた話をすると、
遠浅で、白い砂浜がキレイだよねと
うれしそうに話してくれる。
「東京からも夏に大学生が来たりするよ」
「夏の蛤浜はいいよ~~夏にまたおいで」
「気を付けて帰ってね」
と温かい。
また夏に来たらここに寄りたい。
五島で出会う町の人はみな
最後に気を付けて帰って、と
温かい言葉をくれる。
ひとり旅をしていると、
そんな一言が余計にうれしいものだ。
スーパーがある方向へ向かうと、
たこ焼き屋さんがあった。
チラッと調べたときに
地図でも見つけて行きたかった
たこ焼き屋さんだ。
スーパーでの夜ご飯じゃなくて、
タコとハイボールをしようと
いいアイデアを思いつく。
先にスーパーでハイボールを買って、
たこ焼き屋さんへ。
かわいい娘さんと
可愛らしいデザインおばちゃん達がやっている。
明るく元気な声で
「こんにちは、いらっしゃいませ」
と目を見て笑顔で言われて、
それだけで元気をもらえて
幸せな気持ちになる。
素敵な人達と、素敵なお店だ。
小ぶりなたこ焼きなので、
12個入りを注文する。
渡すときに、
「少しおまけ入れといたので、
食べてくださいね~~」
と、また笑顔で言ってくれる。
このお店を好きにならない理由が見当たらない。
地元の方も代わる代わるやってくる。
そして12個入りを3パックなど
結構大量に買って帰る。
地元の人の、
ちょっとしたご褒美ご飯なのかな、
と思ったり。
実家の近くのよく行くスーパーの前にも
美味しいたこ焼き屋さんがあり、
今日はたこ焼き買って帰ろうか、
となると、ちょっとうれしい
夜ご飯になる。
こういう、ちょっとうれしい日常を
届ける仕事ってステキだな、と思う。
ウキウキしながら
バスターミナルの近くの港へ。
大優勝。
こういうささいな楽しいことを見つける
天才なのである。
普段ハイボールはあまり飲まないけど、
タコとハイボールという居酒屋があるので、
ハイボールにしてみたり。
ナイスアイディアと、
素敵な港を一瞬で見つけたことに
満足しながら、
いそいでたこ焼きを食べる。
アツアツで、ちっちゃくて
もっちりした美味しいたこ焼き。
よくあるカリトロではないけど、
一口サイズでどんどん食べれて美味しい。
そこに冷たいハイボール!
最高じゃないわけがない。
そして大好きな港の風景。
海の中でも、
港の風景はとくに好きで。
バスの時間が近いので、
たこ焼きを味わいながら、
ハイボールに酔いしれながら、
この時間のしあわせと喜びを噛みしめながら、
どんどん食べる。
そしてバスが来て、いそいで乗り込む。
帰りももちろん
少し後ろの高くなった
海の見える窓側の席。
前には数人、地元のおじちゃんと
おばちゃんが座っており、
運転手さんと何か雑談をしている。
五島の人同士の会話は
早くて方言となまりがあって
聞き取るのがむずかしい。
けれど、バスの運転手さんが
乗客のみんなに認識され、
こうしてたわいもない会話をしている様子が
なんだかとても素敵な光景だった。
都会や街では、
バスの運転手さんや店員さんは、
そこにいるけど、だれだれ、とは認識されない
黒子のような存在な気がして。
ここでは、運転手さん、ではなく、
「○○さん」という一人の存在になっていて、
島の田舎ならではの
素敵な光景だと思った。
そんなことを考えながら、
また海と島と、低くなった太陽を眺めて、
バスに揺られて宿に帰る。
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