世界一周144日目🇺🇿 9.12 サマルカンド→ブハラ、夢のシルクロード、商人の街
サマルカンド最終日。
朝は少し具合が悪く、
なかなか起きられないが、
こういう日は無理しない。
妹に、朝ごはん食べるよー!ではなく
お茶会始まるよー!と起こされる。
それならとむくむく起床。
宿のご夫婦にお礼に
折り紙でバラを3つ折って
かごに入れたものをプレゼントしたら、
お礼にオレンジとチョコレートをもらう。
テーブルをよく見ると
気が付いたら頂き物がたくさんの
お茶会スタート。
フランス人カップルにもらったブドウ、
宿のご夫婦にもらった
オレンジとチョコレート、
スザニのお母さんの手作りパン、
それに自分たちの
カイマックとハチミツと緑茶。
幸せな朝ごはん。
ここの神宿がGoogleやbookingに
あまり情報がない理由がよく分かった。
リピーターが圧倒的に多く、
部屋数も多くないので、
あんまりみんなに見つかって
予約が取れなくなったら困るのだ。
わたしたちももしまたサマルカンドに来るなら
ここ一択、ととても居心地が良かった。
リピーターや長期滞在者向けで、
居心地最高、掃除もPRも
ほぼしなくて済むのは
ウィンウィンだ。
最後にはなんとお父さんの方から
写真を撮ろうと言ってくれたのも
これまた嬉しい。
お母さんはチャーミングで
マイハニー、マイドーター、と
投げキッスをしてくれる
とにかく可愛いあったかい人なのだが、
その影に隠れてお父さんも
めちゃくちゃいい人。
カードで最後に支払うとき、
なぜか使えなかったときに、
お父さんが、
カードも行ってほしくないって、と
言っていたらしい。可愛すぎ。
写真を送ったときに
ハートと投げキッスの顔文字をつけたら、
お母さんも、
オー、ウェアイズマイキス?と
投げキッスの絵文字を探して
送ってくれた。
とにかく大好きになった宿である。
サマルカンド最後なので、
まだ行っていないグーリ•アミール廰へ。
金の装飾が見どころらしい。
他のモスクと違って
解説ありが面白いのか、
とにかくガイドさんがたくさんいて、
実際にガイドさんを付けている人が多数。
でも、わたしたちはいいか、と
高いのもありガイドは付けず。
青と金、大理石で出来た空間は
中に入ると別世界が広がっていた。
細かくて美しいが、
シャーヒ•ズィンダの方が好み。
装飾は美しいが
空間としては単調に思えた。
レジスタンス広場は
外は散歩したけれど、
まあ、中に入らなくてもいいかと
2人して思ったのでそのまま宿に帰ることに。
1日2回は行っていた
宿の前のスーパーの
フレンドリーなおじちゃんに
あいさつして帰ろうと寄ると、
特にほしいものはなかったが
サムサを2つ買って行くも
このタイミングに限っていない。
別のお姉さんがレジをやっていて
最後の最後に感じが悪かった。
なんだかなぁ。
サマルカンド駅で妹が
トイレに行こうと駅員さんに
場所を尋ねたら、
for women?と聞かれたらしい。
最近でちょっとした中では
1番面白かった。
男か女か分からない格好と見た目で、
タイやラオスの客引きも
マッサージだけは
圧倒的に妹にだけ声が掛かる。
男だと思われていたのだろう。
電車で乾燥地帯をひたすら走る。
ふと色んな物思いに耽っては、
ぼーっと異世界の風景を眺める。
砂漠のオアシスに畑が広がる。
この土地は、大地と太陽の恵み。
ラオスで感じたのは、山と川の恵みで
豊かだなぁと思ったが、
ここではまた違った理由で
食が豊かであるように思えた。
スザニのお母さんから
大事なかばんを買わせてもらって、
最後にプレゼントまで頂いたとき、
うれしくってその優しさに涙が出てきた。
ふと、泣いてよろこぶことはよくあるが
泣いてよろこばれた経験はほとんどないかも、といいのか悪いのかは分からないが
そんなことを思った。
ブラハに到着。
フランス人カップルと遭遇。
センターの宿まで一緒にタクシーを
シェアすることに。
わたし達は宿を決めていなかったので
道中で探す。
安くて割とよいので、
同じところに。
とりあえず変な客ばかりではなく
この2人がいるだけで安心だし
心強くもあった。
宿選びはなかなか神経を使う。
オーナーさんは明るくていい人そうだが、
英語があまり伝わらなくて、
ウォッカ、ウォッカ、うるさい。
すぐ後に宿に中国人の
一人旅の人が来たが、少し変わっていて
案の定英語もあまり伝わらないが
親近感があるのかたくさん話しかけてくる。
ご飯食べに行くなら一緒に、と
誘われるも、本当はお腹がぺこぺこだが
わたしたちは街歩きに行くわ、と
変わった中国人を巻いて、街歩きスタート。
砂漠のオアシス、
シルクロードの街。
世界中から観光客が集まり、
絨毯を始め、世界のいろんな布や
お土産やらなんやらが集まり、
良すぎて鼻血出そうだった。
観光客が多い街は好きではないが、
ここは遥か昔から、世界中から
商人やら観光客やらいろんな人が
集まる場所で、今もそれが
続いているのだと思うと
かえってその光景がより
ワクワクさせた。
憧れのシルクロード。
砂漠の街。本当に心が踊りっぱなしで、
こんなにウキウキ夢見心地で、
旅に出てよかったと心から思った。
コウノトリのはさみを作る
鍛冶屋のおじさんがいた。
ウズベキスタンの有名な観光地は
なぜか本当にすごい人が
お土産屋さんをやっていて、
ものすごく見応えがある。
今も昔もつまらないお土産屋や
パチモンや偽物もたくさん出回って、
それでも見たことのないような
世界中の面白いもので溢れる市場で、
たまに目を疑うような
本当にいいものがらあったりしたのだろう。
そう思うと普段は嫌な
つまらない土産屋も、
ここではら面白く思える。
観光客が似合う街なのだ。
いろんな服、いろんな顔立ちの人が
たくさん行き来する街。
鍛冶屋が1番カッコよくて
1番好きと言っても過言ではない。
ゼルダの世界観で、憧れだ。
そのあとも、いろんな土産屋や
お店で値段を聞いて回っては
ふむふむ、と冷やかして行き、
旧市街の1番やっているであろう
景色抜群のレストランのテラスで
ビール飲んでご飯食べてる。
ラグマンと水餃子とサムサと
ビール一杯で1人1000円。
ちなみにほぼネパールの
トゥッパ、モモセットみたいな感じ。
どの国でも野菜たっぷりのうどん
みたいな麺と餃子はめちゃくちゃ美味しい。
憧れの世界での
黄金の液体は美味しすぎる。
世界中からきたシルクロードの
商人や旅行客も、
無事にやっとここまで来れた、と
めずらしい土地のご飯を食べながら
この晴れ渡る夕焼け空を見て
乾杯したと思うと、
感慨深くて涙が出そうなほど
この土地に来れたことがうれしかった。
そのあと、ぶらぶらすると
なにやらスザニとは違った
素朴な刺繍の店を見つける。
細かい国宝級の
圧巻で見惚れるスザニもいいが、
この下手くそで下書きも
消していないような素朴な刺繍が
たまらなく愛おしくて可愛い。
元気で可愛いおばちゃんを含めて
このテーブルクロスに
一目惚れしてしまった。
そして、考えて明日買いにくるかも、
と言うと、おー、なんで明日!
今日買って行ってよ、
今日はお客さんいなかったの、
なんて悲しいわぁと
元気に愛嬌たっぷりに言ってきて、
オー、マザー、悲しまないで、
と言うと、泣くふりをして、
オー、ドンクライ!と
みんなで笑う。
そして特にいくらに下げて、とは
言わなかったのに、悩んでいると
自然と値段が下がっていく。
憧れのシルクロードの
砂漠の都市で、そんなやり取りを含めて
これを買えたことが楽しかったし
嬉しかったし何よりの思い出。
高級品じゃないので
手軽に使えるのも嬉しいポイントで、
旅の間はピクニックシート代わりに
しようと思うとワクワクするし、
あとはかごを買うだけだ、と
乗り気な姉妹であった。
宿に帰ってきて
作業をしようと思ったが、
部屋にWi-Fiが届いてこない。
ビール飲んだ後は作業出来ないのと、
Wi-Fiもないのでなす術なく、
オススメしてもらった
旅のルートといろいろ記録できる
アプリを少しやってみて、
日記を書いて過ごす。
久しぶりにその日のうちに
noteが書けて幸せだった。
ブラハ、ワクワクが止まらない街。
明日からも楽しみだ。
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