夜明けの修練〜「止観」のススメ
私は、夜明け前に氣功の修練をするのがスキだ。
まだ明るくなる前の静寂な時間、自分の体と心に向き合う。
自分の心の動きをただただ観察する。
ほぼ毎朝、新鮮な空気を吸いながら30分から1時間楽しんでいる。
止観とは?
私は、苫米地英人博士に氣功を教えてもらった。
そして、止観とはどういうものかを識った。
止観とは「精神を集中して、心の動きをありのままに観察すること」。
自分の心で何を思い、何を感じているのか。
それをただ見つめるだけ。
苫米地博士は「止観瞑想」という方法で教えてくれている。
止観は、元々ヨーガの修業でもある。
だから、ヨガでも、瞑想でも、ストレッチでもいいと私は思う。
自分の体、自分の心と向き合う。
そうすると本当の自分が見えてくる。
心の奥に隠されていた本音が出てくる。
そこを丁寧に観察する。
そうか、私ってそんなこと考えていたんだ。
なるほど、実はそんなことを心の奥では感じていたんだね。
自分に共感してあげる。
そんな時間を持つようになってから、心の余裕ができつつある。
日常生活も丁寧に過ごせるようになってきた。
心穏やかな時間が増えている。
外に答えを求めても……
幸せの青い鳥はどこにいるんだろう?
そうやって、遠くにでかけてもなかなか見つからない。
ネットで調べたり、本で読んだり、セミナー受けたりすることも大事。
知らないことを学ぶのは世界を広げてくれるから。
ただ、それは書いている人、教えている人の幸せの見つけた方法。
追いかけても、なにも見つからない。
同じようにやっても幸せにならない。
「答えは自分が知っている」という言葉を耳にしたことはあるだろうか。
そうであるならば、人の考え方をそのまま取り入れてもうまくいかないのでは?
実は……青い鳥は自分の家にいる。
自分の中に幸せになる材料は揃っているのだ。
目を瞑って呼吸してみる
止観の簡単な方法の1つを紹介したい。
それは目を瞑って意識的に呼吸する、というもの。
目を「閉じて」ではなく「瞑って(つむって)」と書いてみた。
そう。
瞑想は目を瞑ったほうがやりやすい。
目を瞑って、意識して呼吸する。
ゆっくりと吐いて。
吸って。
息を吸うのは誰でも無意識にできる。
でも息を吐ききるのは、意識しないとなかなか出来ない。
私が高校時代陸上部で400mを走っていた頃、先輩に教えてもらった。
「まずは吐け。
そうしたら、息は自然に入ってくるから。」
400mは短距離だ。
トラック1周走るけど。
途中で心臓がバクバクしてきて、息をするのも苦しくなる。
そういうときは、まず吐くようにしていた。
あ、話が脱線した。
そう。
まず吐いてみる。
そしたら、吸えるから。
目を瞑ってやってみてほしい。
それが、止観の第一歩。
慣れてきたら、5分10分と伸ばしてみる。
私はマゾなので、いきなり30分やってみた。
継続していくと、気持ちよさが半端ない。
あなたにもそんな体験をしてもらえたら、と思う。
読んでくれてありがとう。
こころからの感謝とともに。