見出し画像

【日常エッセイ】仙人と会話を百花繚乱させたハナシ。

お疲れさまです、ハグネキです/♡
日常で巻き起こるイロイロを
エッセイ風に書いてみようと、
チャレンジです☆
お付き合い頂けますと、
これ幸い<(_ _)>

ある晴れた日のこと。

晴れた日ってのはちょっと盛った。
正直に言うと、曇り70%って感じの空模様。
数日後の雨予報もなし、と。

「そうだ洗車に行こう。」
と思い立ったワタシは、
いざ近所のコイン洗車場へ。

しばらく来ない間に
値上がりしていたことに驚きつつ、
①水洗車
 ↓
②手洗い(シャンプー)
 ↓
③水洗車
を滞りなく終え、
最難関かつ最面倒な
④拭き上げ作業
に移行。

曇り70%の天気も、
(ア●ラ100%みたいに言うな)
だんだん日が昇り始めて、
晴れ間が多くなってきた。

拭き上げ作業中の日光は、
ガチでつらい。
水アカができてしまうのもあるし、
正直問題、スタミナ的にツライ。

さぁ、あとは右半分だぞってところで、
やたらワタシの愛車の隣に寄せて、
1台の車が停まった。

スペースは他にもあるぞって
思いつつ、
さっさと終わらせて、
家で冷たいポカリを飲むんじゃと
愛車一点集中していた矢先、

「キレイにしているねぇ。」

と穏やかな仙人みたいな声がかかった。

わざわざ隣に停めてきた車の主だ。
なんとなく、
話しかけられそう~~~
ポカリ~~~(救いを求める)
って思っていたものの、
仙人の声があまりにも穏やかで
心地よかったので、条件反射で、

「(心の声:ソウデショ~うちの愛車、キレイデショ~?)
ありがとうございますぅ~☆」

と会釈してしまった。

いや、結果してよかったんだけど。

仙人のプロフィール

・80代
・仙人の愛車は2代目
(エンジェルナンバーでビビった)
・お子様3人
・農家さんだった
・割とご近所さん
・老害という言葉とは無縁
・↑めちゃくちゃ腰低い
・80代とは思えないほどの話しやすさ
--------------------------------------------
#すっごい詳細まで聞いちゃったけど、
#さすがに文字には起こさない。
#個人情報とプライバシーは絶対守る主義。
(てかワタシ情報収集うますぎ草)

30代と80代で会話に華咲かせたった。


お互い愛車をフキフキしながら、
仙人と色んな話に華を咲かせまくった。

町内会の経理事情やら、
田舎の過疎化の深刻さやら、
時事問題はもちろん、
読書の話や、
社会人としての振る舞いまで、

もうトークの百花繚乱であった。

終始、お互いに、
「わかるぅ~!」
「それな~!」

の応酬であった。
(ニュアンス的にね)

手元の時計を見ると、
1時間以上経過していた。
ワタシはふと家のポカリのことを
思い出した。
と同時に、

仙人が熱中症になってまう…!

という心配に駆られた。
でも、仙人との会話がおもしろすぎて、
なかなか自分から切ることができない。

こんな貴重なご縁が、
何の変哲もない、
コイン洗車場で結ばれるとは…!

そんなことを思いつつ、
会話を続けていると、
仙人は拭き上げを終えたっぽい。

ワタシ達は、
またこの洗車場で会ったら、
お話しようネ☆
と約束を交わした。

仙人は、
「こんなに付き合わせちゃって悪いね~。
カミさんに怒られちゃう☆」

って言ってた。かわいいかよ(怒)

ワタシは仙人が熱中症にならなくて
よかったと安堵した。

洗車場を後にする仙人を笑顔で見送って、
自分の拭き上げが
全然進んでいなかったことに気付き、
割とガチめに絶望した。

ま、いっか!

(ごめんね、愛車ちゃん)

-完-

いいなと思ったら応援しよう!