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山根あきら | 妄想哲学者
2024年3月12日 21:15
地下室に隠れている男がいた。「お前の名前は?」「言えぬ」「言わないのなら撃つぞ」「お前たちは本気で言っているのか?私の顔を見て気づかないとは愚か者めが」「口を慎め!何様のつもりだ!撃つぞ!」「私はこの国の王だ!」「えっ?!」 私たちは男の思わぬ言葉に耳を疑った。本当か?こんな砲弾の飛び交う場所に護衛の者をひとりも付けることなく隠れているなどあり得るだろうか? 私
大人の作文教室
2024年3月4日 19:32
大学で、同じクラスなのに、名前を知っている程度の男の子だった。クラス飲み会で、たまたま隣の席になった。大人しそうな子、というイメージだったけど、話してみたらおもしろくて、好きなものも同じで、気づけば二人だけで話してた。飲み会、お開き。「終電が間に合わないー!」と、3分の2くらいが駅に走っていった。残りの3分の1は、朝までコース。「さあ、二次会行くか―!」と、ぞろぞろ同じ方向へ