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9/8 読了記録
装幀室のおしごと
範乃秋晴
メディアワークス文庫
「本の表情を創る」装幀家に焦点を当てた一冊
河童こと本河わらべは本をこよなく愛する装幀家
ところが勤務先の合併により新しい装幀室のメンバーとなった巻島は、
「本は嫌い」
と断言
「売れる為の装幀を創ればいい」
と豪語して、わらべがどんな本を勧めても読もうとしない
ところが巻島が装幀を手掛けた本は、何故か売上を伸ばしていく
「カバーに惹かれて予定のなかった本を購入」
という経験は結構ありますが、裏には彼らの工夫と苦労があったのだと思うと頭が下がる思いです
「装幀家」と呼ばれる人達の裏側が覗けて良かったです
巻島の過去は薄々勘づいていましたが、わらべの過去は想定外でした
いや、びっくり!
わらべと巻島のこれからが気になります
続編、読まなきゃ
<余談>
ブックオフオンラインで購入したのですが、手元に届いた時にパラフィン用紙がかけられてました
前の持ち主さんは、本を大切にされる方だったのだと思います
私も大切にしよう
以上、余談でした