人生のターニングポイントに立っている、気がする
先日、人生初の胃カメラを乗り切り、お陰様で無事に生還した。
受付を済ませてから事が始まるまでの生きた心地のしない時間。子どものように前日の夜から怖い、怖いと泣きべそをかいていた。
胃カメラといっても方法は様々で、鼻からタイプ(私の行ってる病院では採用していない)、口からタイプ、その中でも更に①鎮静剤+鎮痛剤、②鎮痛剤のみ、③何もなし、があったように思う。
鎮静剤とはすなわち麻酔。うまくいけば眠っている間に検査が終わる。え、眠るの、、?と半信半疑ながら勿論、私は①一択である。
②や③でいける人はもはや同じ人類とは思えないレベルで尊敬している。
人生初の胃カメラ検査、その一部始終
誰も興味はないと思うが、自分の記録として書いておきたい。
最初に胃の中を綺麗にするシロップを飲み、その後イソジンでうがい。このシロップがなんとも言えぬ気持ち悪い味ーと、前夜にネットで見て覚悟を決めていたのだが、全くもって優しい味で平気であった。バリウム経験済みの方は余裕、むしろ美味しいと感じるのではないか(シロップの種類は病院によるのかも)。
ちなみに今まで断トツで美味しいと感じたのは、妊娠糖尿病のときに何度も一気飲みさせられたあの炭酸水、だと個人的に思っている。真夏の妊婦だったので、猛暑の中検診に通い、冷たくてシュワシュワで激甘なあの飲み物はちょっとした癒しであった(変人)。
さて、胃の中を綺麗にするシロップを飲んだら、トイレを済ませ、いよいよベッドの上に寝かせられる。
ここで心臓のバクバクが一旦収まりつつあり、【まな板の鯉】感を全身で感じる。
まな板の鯉ってまさにこういう気持ちなのだろう、いやまな板に乗っけられるのに比べたら、別にこれから包丁でぶった斬られる訳でもないし、大したことないわな、と自分に言い聞かせながらベッド横のカーテンの妙な市松模様を眺めていた。
「口で呼吸すると慌てちゃうので、鼻でゆーっくり呼吸してくださいね」と、まるで子どものように怯える私をなだめる看護婦さん。
そうか、鼻呼吸か、ヨガの呼吸だな。
カーテンの市松模様を眺めて鼻呼吸をゆっくり繰り返していると、ベッド毎検査室の中へ。
いきなり部屋がめっちゃ明るい!モニターがある!器具がある!医者がいる!
いよいよ始まるのかー恐怖はMAXとなった。
「ではこれから、心を落ち着かせる注射を打ちますからね〜、うとうとーっとして知らないうちに終わっちゃうから大丈夫」ーと、優しく話す医者の横顔を見て、確かに注射的なのを打たれたような気がした・・・のを最後に、記憶がない。
目覚めるとまた市松模様のカーテン。
今戻ってきたのか、だいぶ前から戻ってきたのかは分からないが、ちょうど近くに看護婦さんが。
「えっと、もしかして終わったんですか、、、?汗」
「はい、終わりましたよー。まだボーッとしてると思うから少し休んでてくださいね。とっても上手にできましたよー。」
上手にできた・・・?そのセリフを大人になってから言われるのは恐らく初めてだ。
本当に記憶を失っている間に全てが終わったのだ。
麻酔など歯医者でしかやったことがないので、実は麻酔そのものも未知で恐怖だったのだが、本当に凄いなと、あまりの凄さに終わった後は別の恐怖が込み上げた(笑)。
とはいえ、知らないうちに本当に終わってしまったので苦しい思いは一切せず。何よりである。
結果、苦しみの原因はー
頭がはっきりしてきて、ベッドから起きて待合室に移動すると程なく診察室に呼ばれた。
さぁ、ドキドキの結果である。
もはや、ここまででエネルギーを使い果たし放心状態だったが結果は冷静に聞くことができた。
結論、異常なし。
綺麗な胃の例として教科書に載せたいくらい綺麗な胃だと言われた(複雑だが嫌な気はしない、笑)。
器質的な病気はなし。その有無を調べるための検査だったので、よかったね!と。
ただし、「胆汁の胃内逆流」とやらがあり、それは文字通り、胆汁が胃内に逆流しているらしい。
写真を見せられたが素人目でも分かるくらいはっきりと、明らかに本来ここにあるべきじゃないよね感満載の液体?が写っていた。
この主な原因ははっきりしており、食生活と、精神的ストレスらしい。
「やっぱりね」と医者が呟いた。
これまでの症状の現れ方を聞いて、①まず何かの病気の可能性は低い(が、100%否定はできないので可能性を潰すために胃カメラをしましょうとなったのが事の発端)、②食生活やストレスによる自律神経の乱れの可能性が高い、と言っていた。
医者の見立て通り、だった。それどころか、胆汁の逆流という裏付けがとれた。医者は少し誇らしげだった。
自分なりに分析すると
結局、食生活 or ストレス、どっち?!ということだが、どっちもだと思っている。
いや正確には、根本的原因はストレスで、ストレスにより自律神経が乱れまくりからの消化機能がほぼ死んでいる所に、ストレス要因の【甘い物食べ過ぎ】とか【炭水化物モリモリ】とか【揚げ物祭り】とかをたまたまやってしまって(いつもやっている訳ではない。どちらかというと普段はベジタリアン寄りで食べ物には気を遣っている方である)、いよいよ修復できなくなった、という所か。
【甘い物食べ過ぎ】とはいえ、二日連続シュークリームを夜食べた、程度のものだし、【炭水化物モリモリ】とはいえ、メロンパンとミニおにぎりを一度に食べた、程度。【揚げ物祭り】は平日夕飯を作る時間が全くなくて、とりあえず近くのオリジン弁当で唐揚げと春巻きを買ってそこそこ食べた、程度の話。
まぁそれが暴飲暴食と言われればそれまでだが、自分の中では、その食生活が原因とは思いづらい。
ストレスだ。うん、ストレス。根本的原因はそれだ。思い当たる節がありすぎて泣ける。
体は正直
思うに、ストレスの原因は2つである。すばり仕事と、旦那(爆)。
仕事はこれまでも散々書いてきている通りである。
育休から復帰してからの数ヶ月、プレッシャーで押しつぶされそうな毎日と、1分1秒を争うような激務と、保育園に入園したての娘&小学生の様々な壁が立ちはだかる息子の育児との両立に苦戦した。今も継続中。
それに加え、最近の会社の方向性やらチームの雰囲気やら、秋頃から【ここじゃない感】がじわじわ。
一回【ここじゃない感】を思いっきり感じてしまうと、割と急速に無理になっていく性分なので、それを抑圧しつつ、激務に耐え笑顔で(?)パフォーマンスを出し続けるのに限界がきてしまっているのかもしれない。
一方旦那はというと、ご存知家問題を筆頭に数々のすれ違い。ちょうど秋頃〜シリアスな状況が続いたので、それも間違いなく大きなストレスになっていただろう。
体は正直である。このままだとまずいぞ!と警鐘を鳴らしてくれたのであろう。
体重も体力も落ち、ネガティブになってしまう時もあるが、
①病気ではない ※重要
②自分の生き方を変えるチャンス
と捉えて、むしろここがターニングポイントかもしれない!と思いつつ、今後の人生を考えているところである。
そんな中、導かれるようにこんな本に出会った。
スタンフォード大学での人気No.1講座が本になったもの。まさに私のために書かれた本?!?!(違う、笑)
すぐさま購入して既にワークを2つくらいやって、この先の人生が再設計できるような気がしてきた。デザイン思考をもって自分の人生のデザイナーになる、とは画期的。この本については別途記事にしたい。
さて、三連休が終わったが、悪い事ばかりに目を向けずに、まだ設計中のこの先の新しい人生(?)に向けて、少しでもワクワクしながら日々を過ごしたい。
えてして人生のターニングポイントはネガティブな出来事であることが多い、と個人的には思っている。どうにか乗り越えたいものである。
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