熱唱神楽坂〜田中泰延さんと飲んで食べて歌って、友達になった〜
人生は何が起きるかわからない。
思いがけずびっくりするほどいいことが、ほんのたまにある。
前回のnoteで私はこう書いた。
訂正します。
ほんのたまにじゃなかった。
またあった。
まさかこんな日がくるとは。
12月5日、田中泰延さん、上田豪さん、前田将多さんのお三方による配信の第17弾『僕たちは だいたいみんな 覚えてない』で信じられない言葉を聞いた。泰延さんがこんなことを言ったのだ。
この8人とは先日noteに書いた私たちのことだと思う。
タカハシユカンチさんもnoteで書いている。
びっくりした。
呼んでいいの?
考えてもみなかった。
だってご本尊様は、築地本願寺近くで鎮座ましましして、こちらからお参りにいくならまだしも、出向いてくださるなどめっそうもないと思っていた。
呼んだらきてくれるの?
さっそく仲間たちに相談して、ダメもとで第2回の宴にお誘いしてみることにした。
noteを書いた責任として私が連絡係になり、12月8日17時50分、誘いの文を送った。
ほどなく返信がきた。
なんとなんとなんとなんとなんと!
お茶目!
こういうところが泰延さんなのだ。 返信した。
みなさんに伝えたら狂喜乱舞!!!!!
みんなのスタンプにうれしさが表れてる。
まさかこんな日がくるとは。
さて、ご本尊をお招きするにはなにか作法があるのでは?
お布施、いや御賽銭をはずまなければ?
多宝塔や謎の壺を買った方がいい?売られてないけど。
迎えの車は、ロールスロイスかリンカーン?いっそかぼちゃの馬車?
カラオケより、ご本尊の講話を聴いたほうがいいのでは?
ドレスコードはひろのぶとブルー?それともオレンジ?
われら素人集団、しかも舞い上がっている。
なにが正しいのかわからない。
難しいことは当日のなりゆきに任せることにした。
カラオケはご本尊たっての希望で執り行われることに。
泰延さんがいつも言っている「おみやげだいじ」を死守。
泰延さんが一番大好きなものなるかもしれない元を当日にあわてて用意した。
◆12月21日(土)晴れ
今回幹事のこゆき(小雪)さんがさがしてくれた神楽坂『ちょうちん』に、きょうは残念ながら不参加のか みちゃん以外全員集合!
泰延さんも定刻に到着。
あ、迎えの馬車の手配を忘れてた。
そして、乾杯!!
夢のような時間のはじまりはじまり~
まさかこんな日がくるとは。
ここから先は写真で! と思ったけど、みんなの写真があまりない。
ひとまず、食べる喋る喜ぶ泰延さんをご覧ください。
そして、お土産贈呈!
当選した暁には、泰延さん3億円、私たちひとり5000万円と配分も決まり、大晦日を心待ちにする9人。
楽しい時間には理由がない。
好きな人の好きなところをうまく言えないのと同じだ。
特別なことを話したわけでもない。
どうでもいい話を好きな人たちとする幸せ。
飲んで喋って、笑って、また飲んで。
私は、外食をすると83%の確率でお腹が痛くなるので、めちゃ美味しそうな春巻きやお刺身(特に海老)や豚の角煮、おでんの卵などなど、ほとんどを泰延さんに食べてもらった。
これでだいぶ恩を売ったはずだ。笑
さて、お会計。
私たちはご本尊からお金をもらうなんてとんでもないと思っていたが、泰延さんは一言こう言った。
「友達だから払うよ」
きゅん。
友達なの?ほんと?
そう言われたら、もらうしかない。
畏れ多くもご本尊から集金する私たち。
ばちが当たらないだろうか。
会計担当こゆきさんがまとめてくれた。
泰延さんに執拗にLINEを送り続けている「カラオケ館」ではなく、
BIG ECHOへ。
一曲目は、泰延さんの岡村靖幸『カルアミルク』!!
ひゃー、すごい、うまい、面白い!
2曲目?3曲目?『ヨイトマケの唄』は、拝みたくなるように神々しさがあった。
泰延さん、「今年初めてカラオケにきた」と気持ちよさそうに歌っていた。
きょうは撮影隊に徹するという穂波エダクニさんが楽しそうに撮ってる。
ほぼ全員の歌を撮ってくれて、翌日ダイジェストにして送ってくれた。
聴いていると、この日に帰れる。ありがとう。
そしてもちろん歌う。
みんな歌が上手いのだ。
泰延さんは、まるで芸能人のよう。自分の歌を歌っているみたいで完成されている。
ウエチさんは言うまでもなく、沖縄テイストで女性ボーカルの歌もいい。
tsukasaさんはロックなの、めちゃカッコいいの。
エダクニさんは熱唱型、楽しそうに気持ちよさそうに歌う。
こゆきさんは伸びやかな声で『みずいろの雨』が絶品。
ユカンチさんは松田聖子をずるいくらいかわいく歌う。
まなみさんは『タイガー&ドラゴン』って、あんな難しいのさらっといくのよ。
泰延さんと一緒にカラオケする。
まさかこんな日がくるとは。
動画を撮りながら一人ひとりの顔を見ていたら、みんながあまりにも楽しそうで、泣きそうになった。
途中、来られなかったかみちゃんとビデオ通話をつないで、全員にスマホを回して話しをした。
スマホの小さな画面で時間もほんの少しだけど、かみちゃんもここにいる気持ちになった。
そしてお約束の「かみちゃん号泣」。
ビデオ通話をしよう!お土産どうしますか?など数々の提案してくれたユカンチさんありがとう。
さらに、つかごしまなみ🐾さん差し入れの「ペコちゃん焼好きな味争奪じゃんけん大会」をはさんで、また歌う。
みんなが程よく、順番があるようなないような。
というときはだいたい、ない。笑
たまに誰も入れてなくて間があく時もあるけど、それはそれでよかった。
よくないのは私だ。
絶望的に歌が下手なのだ。それなのに歌う。どういう神経?
褒めの天才・つかごしまなみさんをも黙らせる歌唱力。
みんなの歌にコメントしてくれている泰延さんも「横須賀ストーリー!宇崎竜童と阿木燿子」。それ、元気良く曲名と作詞作曲者を言ってるだけ。
だけど気にしない。
一人くらい下手がいないとつまらない。
それに、私には前回ウエチさんが褒めてくれた名言があるのだ。
「譜割りが完璧」
褒め方っていろいろある。
3時間近く歌って、最後は、やっぱりウエチカズヤさん!となって、締めてくれた。
そして、ウエチさんが一言。
「悲しいこと、自分のなかに落とし込めたので大丈夫だと思います」。
そうしたら真向かいに座っていたtsukasa inoueさんがこう言ったのだ。
「また、悲しくなったら言って。少し背負うから。また飲み行きましょ」
気恥ずかしくなるほどまっすぐな言葉のやりとりが尊くて、涙がでた。
泰延さんは黙ってうなずいていた。
ここでもこゆきさんが会計担当をしてくれた。ツカサさんも協力。ウエチさんは謎の割引カードを駆使!
泰延さんは、「平等院鳳凰堂」と割り勘宣言。
いいことを面白く言ってくれる。
みんな素敵💕
「友達だから払うよ」
「平等院鳳凰堂」
これからこの2つ座右の銘にする。
帰り際、私は役得というか年長者への労りというか、男子全員が握手してハグしてくれた。
ありがたい。
ありがたくて、私、死ぬのかと思った。
泰延さんは体も懐も大きかった。
まさかこんな日がくるとは。
神楽坂の夜は更けてゆき、私は十分老けているけど、こんなに楽しいことがある。
歳をとるっていい。
いいけど、私は歌を練習しないといけない。
練習するというより、少しでもましに聴こえる歌を探すのだ。
短くて、音程差があまりなくて、下手でもそこそこに聴こえる歌。
あったら、教えてください。
12月の土曜日、みんなが泰延さんを、それぞれの仲間を、さらに好きになった夜だった。
※photo by edakuni honami、tsukasa inoue、yukanchi takahashi 、manami
tsukagosi、koyuki、koaru sakaue