観劇記録7/24
今年初めての舞台を観劇した
観に行ったのは「ヒストリーボーイズ」
原作はイギリス戯曲で数々の賞を受賞するほど有名な演劇
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※多少のネタバレあり
事前知識無しで観た感想としては
ある程度の一般教養がないと理解できないのでは?と思った
特にユダヤ人生徒の両親が授業(ホロ〇ーストを話題に議論した)に怒る場面はそりゃそうなるだろって展開だけど中には意味がわからない人もいる気がする
文学とか芸術を大学で勉強したことある人なら授業場面を見て、こういう話あるよね、とかこういう先生実際いたよねとか、親近感が湧くと思う。逆にそういう経験がないと物語に入りづらい気がした
観る前は新任教師アーウィンが主人公とばかり思っていたけど古参のヘクターの方に焦点が当てられることが多かった。登場場面も多かったし、物語はヘクターへの追悼で終演する。(生徒に「いたずら」した教師なのであまり好きになれなかった)
個人的に良かったのは物語にヒーローも悪役もいないところ。教師も生徒も完全な善人はいないし悪人もいない。序盤に好感度が高かった生徒は場面が変われば嫌なやつになるし、嫌味な校長も最後は生徒と同僚を想う、心優しい人間に見えた。完璧な人物がいないから特定の誰かに感情移入することなく客観的に観賞することができた
話は登場人物のマイノリティの問題で展開され、何とも言えないモヤモヤを残すラストで締め括る。単なる生徒と教師の青春物語と思い込んで観たので意表を突かれた
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今回は思い出にクリアファイル(500円)だけ購入。パンフレットも買えばよかったかなと少し後悔