ZEROから始まるリネレボ生活!! No. 12
要塞戦イベントで初勝利を飾った、その夜 ZEROではアジトで祝勝会の宴が設けられていたのにゃ。
先ずは、ご主人様が乾杯の音頭をとる事になったのにゃ。
「皆んな〜!飲み物は全部行き渡ったかなぁ?……あっ! 召喚された盟主PT以外の人はリアルで飲み物用意してね〜w」
まぁ、分かってはいると思うのにゃが、盟主PT以外のメンバーは普通に端末を操作しているだけなので、宴と言っても少し物足りない所もあるのにゃ。
「それでは、要塞戦イベント初勝利を祝しまして、私 ねこまんまが僭越ながら乾杯の音頭を取りたいと思います!え〜ここまで来るのに…皆様には大変な…なので私は……」
[血盟]ヲリケン:まんま…長い!!
あまりの長い乾杯の音頭にオリケン様からの鋭いツッコミが入ったのにゃ。
「ゴメン、ゴメンw それでは皆んな!要塞戦初勝利を祝って『乾杯』!!」
『乾杯!!!!』
祝勝会の宴もたけなわに差し掛かった頃 ZEROの酔っ払い達が ご主人様に対して執拗に絡み始めたのにゃ。
[血盟]大天龍:まんま〜飲んでるか〜〜!
大天龍様であった!ロンロンの愛称で親しまれておられるロンロン様は大のお酒好きなのにゃ。ご主人様はロンロン様の絡みに苦笑いしながら受け答えをされていたのにゃ。
「飲んでるよ〜。ロンさんリアルで酔ってるねw」
[血盟]大天龍:あたぼ〜よ!苦労して勝った祝いの宴だーこれが飲まずにいられるかー!
「はい、はい。めでたいよね〜。」
[血盟]大天龍:おうよー
[血盟]カルロス××:いいぞー!ロンさんもっと絡んでもオッケー
そこに割り込んできたのは、もう一人の酔っ払いカルロス様だったのにゃ。
「ゴンさん…。余計な事を。」
お二人の絡みはこの後延々と継続する事になるのにゃ。
そんな酔っ払いの対応をしていたご主人様の肩をポンッポンッっとルウ様に叩かれたのにゃ。
「ねこにゃん、見て見てぇ〜♪」
呼ばれたご主人様が振り向くと、そこには宴の開始早々に酔い潰れてしまわれたレオ ニール様が寝ておられたのにゃ。
寝ているレオ ニール様の顔を見てご主人様は思わず…
「ぶぅーーーーーーー!!!!」
飲んでいたお酒を勢いよくぶちまけてしまわれたのにゃ!
「寝てるレオさんの顔に落書きしたよぉ♪
可愛いでしょ♪」
レオ様の顔には猫の髭が左右に3本づつ、鼻のてっぺんに逆三角形の黒いお鼻が、額には、お約束と言わんばかりの『肉』のマークが描かれておられたのにゃ。
「あははっ レオさん可愛いいね。ルウっちグッジョブ!」
ご主人様は酔い潰れて寝ているレオニール 様が悪いと心の中で思いながら、ルウ様のイタズラに親指を突き出していたのにゃ。
「でしょでしょぉ♪ 他にも何かないかなぁ……あ!? あんな所にキスっちが酔い潰れてるぅ♪よーし!今度はキスっちの顔に落書きしちゃおっとぉ♪」
あ〜〜キスさんもルウさんの餌食に〜っと内心で思った ご主人様ではあるが、ルウ様の小悪魔っぷりに心が癒されるのでった。
「ルウさん、そこは覚えたてのレベルMAXメテオをチュドーン!っていきましょう!」
ルウ様がキス魔さまの所へ向かおうとした時アウローラ様が悪魔の囁きを助言されたのにゃ。
「え!?幾ら何でもそれは可哀そうじゃないかなぁ?」
「大丈夫!アジトでのPKは合法だよ!!
ムフッ♪」
「そうなの?…じゃ試してみようかなぁ。エヘヘッ♪」
「はい! ムフフフッ♪」
どうやら悪魔によって小悪魔が魔王と化してしまわれたようなのにゃ。
恐るべきアウローラ様ですにゃ。
「それじゃぁちょっと行ってくるねぇ〜♪
ねこにゃん!」
ルウ様は走りながら ご主人様に敬礼のような仕草で片手を額にあてて大変嬉しそうにキス魔さまの元へと走り去っていかれたのにゃ。
「う、うん。くれぐれも無茶な事はしないでね〜!」
ルウ様を見送った ご主人様は隣でほくそ笑んでるアウローラ様にジト目と苦笑いを向けられておられたのにゃ。
「アウさんも大分酔ってるよね?」
「いいえ、全然酔ってなんかいませんよ!」
アウローラ様はいたって素であったw
遠くの方で『チュド〜ん!!!!』という爆発音と共に、その日の夜は賑やかに過ぎていったのにゃ。
らんちゃん♪
@rantyann_0627
https://twitter.com/rantyann_0627
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