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毒親との時間をマジでワンツーパンチ!

パイ仕立てのストロベリーケーキを一緒に頬張りながら、ほっぺたについたひとかけらをあまり気にもせずおしゃべりをする。
なぁんだ、案外いい人だったんだ。私も『被害者意識』が強かったのかな。本当に大好きになっても、大丈夫なんだよね?

『どうせ私なんか』って言うな。被害者意識が強すぎる。        怒られた時に不意に出る口癖を何度注意されたことだろう。でも、もうそんな思いを手放せる!

って思ったら夢だった。

あちゃー。昨日、オフの楽しみである『昼間っぱらから温泉!』に行ったら見ちゃったんだよね。仲良さそうにおしゃべりしながら、お母さんをお風呂に入れてあげている親子を。これがフックによるアンカーってやつだな、きっと。とあれこれ読んで自分を納得させようとした本の数々から仕入れた単語が頭をよぎる。

一歩進んで二歩下がる。毒親との『愛おしい時間』は、その裏が暴かれるたびに引っ掻かれて血が滲む。カサブタになった頃にまた引っ掻いてまた乾いて、その繰り返しだ。やがて傷口は消したくても消えない傷跡みたいに、心に刻まれていくんだ。

でもね、私は知ってる。一歩進んで二歩下がったって、大またの一歩だったらちょっぴり前に進めるってことを。下がっちゃう二歩をググッと踏ん張ってチビチビにすればいいんだ。

私は、思い出の中の小さないつも頑張って耐えていた私を、のびのびと自由にさせてあげたい。そしたら今私を必要としてくれている私の家族が、子どもたちが、カラフルな世界に自由に心をときめかせて生きていってくれると思うから。

ワンツーパンチ。だぜ!ここで負けたらあの日の私に顔向けできないぜ!


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