久しぶりとセミ
noteを書こう書こうと思って、気がつけばひと月近く経ってました。
夏は苦手です、蓮です。
夏、何かが始まりそうで何も始まらない季節というイメージでしたが、近年は暑すぎて死へのカウントダウンが毎秒爆速で進んでいきます。
先日、深夜に道でそっくりかえってるセミがいました。
遠目で見た時にはウゴウゴしていたのですが、近づくにつれて動きが弱くなり、目の前に来た時には小さい声で「ミ゚」と鳴いて完全に動かなくなりました。
のんびり歩いてないで、もうちょい早く来て、ひっくり返してあげたら死ななかったんでしょうか。
調べたところ、体力の落ちたセミはひっくり返りやすくなり、さらに体力を奪われて1日持たずに死んでしまうそうです。
ひっくり返したところで死んだかもしれないけど、自分だけがセミの最後の声とか力が抜けていく様を知っている状態に、なんだか心や体が重くなります。
死に目にあうってやっぱり特別なことなんだなと思いました。
相手の凄く大事な時間を受け取った人って感じがして、責任を感じます。
夏は皆、死と隣り合わせです。水分をとって、しっかり寝て、日差し対策をしてくださいね。自然のあるところに行くと良いです。
最近渓谷に行ったのですが、全ての物に小さな命が生きていて、それがとてもおもしろかったです。
岩には苔が生えてるし、河原の隅っこでは魚が跳ねているし、じいっと水面を見ると小魚や小さな虫が泳いでたりします。
皆で生きてるんだなと言う実感が美しかったです。
蜘蛛の巣も屋内にあると嫌ですが、木々の間で日光に照らされていると、ステンドグラスのようでした。
山で生まれた生き物は全部綺麗な気がしたのですが、宇宙から見た都心なんか小さなビル、細い道、所狭しと並ぶ家全てに人間が住んでいて面白いのかなと思います。
ちゃんと生活や命の実感を忘れず生きていたいですね。
みんな身体に気をつけて、生き抜きましょう。