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穏やかならぬ投稿

1週間ぶりののnote。
ちょこちょこと下書きに入れている、穏やかな投稿と迷ったのだけど、ここ数日の文字にしたい欲を優先することにする。

先日、受信したLINE。
なんだ、この他人行儀な文章は。

突然ですが、父が末期がんで、今月5日から入院します。延命治療は行わないので、先は長くないと思います。

妹から

別に我が家は両親が離婚しているわけでも別居しているわけでもない。
母親と妹と、父親は一緒に住んでいる。
まあ、家庭内別居に近いのだと思うけど、私には詳細は分からない。
そして私と母・妹は毎日に近い頻度で電話やLINEをしている。

そんな前情報と共に、私がこれを読んで感じたこと。
ふーん。

それ以下でもそれ以上でもない。
強いて言えばもう少しあるけど、きっと書くのはよろしくない。
書いても差し支えない範囲で思ったことは、母と妹の負担が心配だ、という
ことだ。

だけど、なんて返せばよいのか分からなかった。
いっそ既読のまま、放っておこうかとも思った。
妹も母親もきっとその可能性も十分あると思って打っているだろう。
まんまとそうするのも、なんだか嫌で、2人のことは心配なことは伝えたいし、返信をするくらいの義務はあると思った。

数時間も逡巡するも、なんとか二文返信を打った。

ご無理なさらず。
サポートできることがあれば言ってね。

私の返信

これっきりこの話題に触れることなく、日常のやり取りに戻った。


投稿をしたいと思ったものの、私は一体何を書きたかったんだろう。

誰かが死に向かっていくということ?
それともこれまでの家族のこと?
家族と呼ばれる単位にも、こういう人もいるってこと?

noteを読んでいると、時々家族に悩む人の投稿を見つけることがある。
コメントしたいけど、出来ず、そっとスキだけを押して閉じる。

そして私も書きたいけど、書けないと思っていた。
今がその時なんだろうか。

でも、まだこれ以上、心のうちを覗く勇気が私にはない。

…おやすみなさい。

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