薄っぺらさの続きと心地悪さ

懸案の研修はとりあえず実施後アンケートにも回答して、おしまーい。

3時間半、けっこうがっつり。
会場に移動するためにエレベーターに乗ったら、事前資料を持ってる人がいて「もしかして研修ご参加される方ですか？私、資料のやっつけ具合がやばいですー」なんて会話しつつ。

部屋に入ったら席次とともにグループが決まってて、おずおずと席へ。
あー、これはグループディスカッションとかだなと思ったら、当たり。

同い年…見た目はいろいろだった。
始めまして同士なので、みんな探り合いつつ自己紹介。
うん、多分みんな基本的にはよい人、だと思う。うちの会社。

自分の用意してきたこれまで、今、今後についてをお互いに発表し合うのだけど、まあみんなも白紙を避けようと（中には白紙のままで）持ってきたことが伺えた。
そうよね、そうよね。

話す内容も、で具体的には？っていうなんとなーく曖昧なぼわっとした感じが多く、ま、そんなものか、と。
そして薄っぺらも影に隠れ、「キャリアとは人生そのもの」という言葉にグサグサ来つつ、終了…

ただ、私が気をつけようと思ったこと。

１つめ。
うちは中途もいるけど基本的には大多数が新卒組。20年以上、ずっとうちの会社にいて、同期と一緒に会社人生を歩み、そのまま定年まで、って人も多い。
その日もチームも半分が新卒組。
そんな中で、1人だけうちが5社目、数ヶ月前に入社したばかり、という人がいた。

「てか、転職とか考えたことないですか？私はうちの会社に居続けること自体がものすごくリスクだって思うんですよねー。それに、この会社からもし出たら、市場価値的にはどうかってことを意識しないとですよね（それ、ある？）」

おーっ…なかなか言うね…
転職しようと数ヶ月前に思った私だけど、前後の流れがあっての言葉だってことは分かるけど、それはこれまでずっとうちの会社にい続けてる新卒組を否定してないかい？
まぁその人はそんなつもり全然なくって、私の穿った捉え方なのかもしれないけど。

と同時に、私も今の部署の人たちに、大なり小なり同じようなことを（言わないにせよ）思ってなかっただろうかと心の中で盛大なブーメランが飛んだ。

２つめ。
とかく飛び交う「この年齢だったら、お子さんのことやご家族のことで悩みも多いですよね」
いーや、お子さんいない人もいるから！
結婚してない人もいるから！！

私は客観的には「子持ち」カテゴリーに入るのだけど、もと「子なし」だし（それは誰だってそうなんだけど）「子持ち」カテゴリー代表としてどっぷりそこに浸かっている気持ちはあまりない。
だから、口を開けば子どもの話題ばかり、というのは（いや、可愛いし楽しいし、その話題が時に潤滑油になることも知っている）あまり好まない。

周りのことを気にし過ぎて、自分の言葉ががんじがらめになるのも嬉しくはないけど（とかく何かの表現を「◯◯な人への差別だ！」といういき過ぎた主張は聞くだけで苦しい）でも自分が大多数とは限らない、ってことは頭の端に入れながら口開こう…

ということで、やっぱ「心地いい」じゃないところへ赴くのも悪くないって
いうnoteでした。

おやすみなさい。