文学フリマ東京38 同じ空の下・体験レポ②
文学フリマ開場とほぼ同時に、緊張と貧血で軽いパニックと酸欠に陥った前半。
呼吸をするため、殆どの時間を壁にもたれて休んでいた私は、壁の凸部分、すなわち柱の壁にもたれているうちに壁柱となり、文フリ会場での呼吸法を編み出さんとしておりました。
そしてついに、全集中 壁の呼吸を体得。なんとか壁を離れても動ける体になったのです。
ウミネコブースでの感動体験でさらに肺が強化された私は、未だ足を踏み入れていない第一展示場へと歩を進めるのでした。
📚️🐈️📚️
慣れ親しんだ第二展示場に別れを告げ、渡り廊下から一路、第一展示場へ。
心なしか警備が固い気が……。第二から第一へ入るには、入場時受付でもらったリストバンドの提示が必要でした。
一切の不正はしておりません！ と、
無駄に キリッ( ・`д・´)✨️ としながら手首を係の人へ差し出す六太。逆に怪しい。(係の方はみなさん丁寧で親切です)
一歩第一展示場に入った途端、ブワッと押し寄せる人とざわめき。
な、何なんだ、ここは！
タイムズスクエアか？！ Σ(´□｀;)ｲｯﾀｺﾄﾅｲｹﾄﾞ
頭の中に『ラプソディー・イン・ブルー』が流れてきます。
第二展示場では平仮名の「あ」から順に列が振り分けられていたのに対し、第一展示場はアルファベット割り！
ＡtoZ (ﾟ∠ﾟ)
ひとまずここは、手近な壁を探して作戦を練らないと。しかし、会場内全体を見渡すも壁が見つかりません！
おいおいおいおい……(ﾟДﾟ;)))
壁の呼吸が使えないではないか。
※壁は勿論あるのですが、壁側にもブースが並び、出入口の開放された扉にとどまるわけにもいかず。
佇める壁スペースはあってもわずか。先客も多いため、隙間を見つけるのが困難。
早くも封じられた壁の呼吸。
とにかく、どんな本があるかだけでも見たいので、まずはど真ん中の列を突っ切ることにしました。
ふむふむ、こちらは主にエッセイや紀行文、写真集、グルメ、カルチャー、趣味を極めた本達が多いわけですな。
やだわもう、面白そうな本ばかりで何度も足が止まっ…ちゃ…グフッ。
ぬおぉぉぉ～！ヽ(´Д｀;≡;´Д｀)丿止まれない！
あちこちにジェンカ(人がどんどん後ろに連なってゆくフィンランドのフォークダンス)が発生して、いつの間にか自分がそこに取り込まれているではありませんか！
タイムズスクエアで、ジェンカに巻き込まれる壁柱。
……柱、引退。
ああ、あの素敵な表紙の本を手に取ってページを捲りたい！ え、この美味しそうなお料理の写真は何？ と、どちらを向いても興味のある本ばかりなのに、ゆっくり止まって見ようものなら流れをせき止めてしまうか見本を手にしたまま流されてしまいそうです。
特に各列の中程はカオス。下手すると通路の端から端まですべてがカオス！
ボロボロになりながらも、一番端にあるお店では運良く立ち止まれたので、作者さまとお話しながら二ヶ所で一冊ずつ本を購入することができました。
📚️🐈️📚️
さて、下調べを何もしてこなかった私の情報源はnoteのみ。フォローさせていただいているnoterさんで出店される方の記事はなるべくチェックしておりました。
第二展示場ではその店名を見かけなかったから、おそらくこちらの第一展示場にそのお店はあるはず。
しかし、熱気がすごくてもうマスクしているのも限界だったので、一旦、屋外へ出ることにしました。
購入した本達を整えトートに入れ直し、しばしその場でしゃがみこみます。ふう……涼しい……。
近くの羽田空港から離陸した飛行機が空を横切ってゆきますね。ああ、旅行したい。
落ち着いたところでnoteをチェックすると、通知が届いておりました。
ん？ おや？ こ、これは！
ピ、ピ、ピ、ピ、
ピリカさんからやないか～～～い！！！Σ(ﾟДﾟ〃)✨️
すまスパ隊がこの会場に集結しておられることは開場前生配信を聴いて存じておりましたが、なかなか出会えずにいたのでした。
会場併設のローソンで落ち合えますか？ という内容でしたので、「マッハで駆けつけます！」とお返事し、荷物を持ってそのまま外からローソンへ飛んでゆきました。
会場内に戻って人波かき分けてゆくよりはるかに早く回り込めます。外にいてよかった。
初めての場所で初めての道を通るのに、私の方向感覚と空間把握能力が一気に覚醒したのは、ピリカさんに会いたい一心だったからだと思います。
あった！ ローソン！
すまスパTシャツ👕着ている人は……いらっしゃらない。遅すぎました。
私がコメントに気づいたのは受信から17分後。さらにローソンへ駆けつけたのはその3分後だったので、計20分が経過していたのです。
でも、まだ近くにおられるかもしれないと、ローソン前の柱に体を預け、コメントで到着したことを伝えました。
ハッ…私ったら、またもたれている。もう自分の力じゃ立っていられない。
年なのか、体重があれなのか。(それだ)
それにしても、壁や柱、TRC(東京流通センター)とだいぶ仲良くなれたのに、次回から会場が東京ビッグサイトに変わってしまうなんて。
ビッグサイトもTVにしか映らない架空の城だと思っていたけれど。壁はTRCくらい優しいかしら？ 東京ビッグサイトは、TBSって略すのかしら？
TRCはTR…ではじまるからか、TRFって読みたくなるのよね……世代的に。
EZ DO DANCE！🎉
実は車で何度か通ったことあったのかと
今さら気づきました。
STAR WARSラッピングの飛行機が羽田方面から飛んで来るのを眺め、センチメンタルな気分。旅行したいな。(STAR WARS写真に撮っておけばよかった！)
📚️🐈️📚️
しばらくはローソンの向い側で座っていましたが、おそらくこの時、第二展示場も第一展示場も人でさらにごった返していたことでしょう。
きっとすまスパ隊のみなさんは、noterさん達へのインタビューや出店者さんの応援で忙しく動き回っておられたと思います。
展示場へ再び入るべきか悩みましたが、下手に動いてぐるぐる巡っているうちにさらに会えなくなる可能性大……。(過去によくそういう状況に陥ったので)
まずは気づいてもらえるよう、つぶやきをnoteへ投稿しました。
すると、リアルタイムで🐨ねじりさんがコメントしてくださいました！
つぶやきで泣きを入れる六太めに舞い降りた天使✨️
しかもねじりさん、今私がローソン前にいることをLINEでピリカさんに伝えてくださったのです。
ありがたや😭✨️(そして私はこのデジタル社会においてLINEをやっていないという😹noteすら大冒険だった人間)
ああ、たとえ離れた場所にいても、私たちは同じ空の下にいるのだわ、と感じ、泣きそうになりました。
紫のバラを穂音さんに託してくださったジェーンさん、Ryéさんしかり。
当日、来場が叶わなかったMarmaladeさんからは、穂音さんを通してメッセージもいただいておりました。
ひとりでドキドキしながら文フリ会場を訪れていたので、スキやコメントをいただくたびにホッとして、今この場にいなくとも、みなさんと一緒に会場を回っているようで本当に救われました。
そして、ねじりさんのおかげで、ピリカさんから「ローソンに着いたよ～！」というコメントが届きました。
TRCで、BOY MEETS GIRLならぬピリカ meets 六太がついに叶った瞬間でした！
📚️🐈️📚️
ねえさん、事件です。
3000字を超えました。
ここまで読んでくださった優しいお方。ほんまにありがとうございます！😭✨️
さて、このままラストまで一気に語るとなると、トータル何千字になるんだ？ 一万超えるか？ なボリュームになりそうです。
紫陽花の葉を這う🐌カタツムリより書くのが遅いわたくし。
というわけで、ちびまる子ちゃん式に後半へつづく！と宣言した前回でしたが、今この瞬間、それを鮮やかに撤回し、③へつづく三部編成に切り替えました。
これで④までいったらどうするつもりや！
～次回予告～
ピリカさんとの初対面に感涙！ そして怒涛の出会い。
六太、ピリカさんの人望の厚さを改めて目の当たりにする。聖闘士達の輝き✨️
をお送りしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🍀