好きって言っていいんだよ【すまスパの魔法】
幼い頃、母の影響で『赤毛のアン』が大好きだった私は、アンのような想像力豊かな人になりたいと心のどこかで思っていました。
妖精はいる。魔法は修行すれば使える。
現実が思うようにいかなくても、他人から意地悪されても、頭の中まで社会的なものに屈する必要はないと信じていました。
私は、ギリシャ神話や星占いの本、妖精図鑑にぬいぐるみなど、お年玉やお小遣いを貯めては集めているような子どもでした。
自分でも絵やお話を書くのが好きで、読みたいという友達には見せていましたが、中学へ上がると、そういう子達は迫害されました。
私は大好きだった創作をやめこそしませんでしたが、学校に持ち込むのは控え、好きなファンタジーやアニメの話もしなくなりました。
中学時代は私にとって暗黒時代だったのです。
◇
時はだいぶ流れ、つい先日、音声配信すまいるスパイス(以下すまスパと表記)にねじりさんと一緒にゲストとしてご招待いただきました。
話題は出来立てホヤホヤの『こびと部』へ。
こびと部とは、さらに前のゲスト回で穗音さんとMarmaladeさんが、こびと話で意気投合し、穗音さんが立ち上げた部です。
聴きながらワクワクしました。
その影響を受けて、Marmaladeさんの記事に登場したこびとさんに、自分の書いた物語記事にもご登場していただいたところ、なんと!幸せなことに、コメント欄で穗音部長からこびと部名誉顧問にお引き立ていただいたのです。
さて、かくしてすまスパには、パーソナリティのピリカさんとこびと部会長のMarmaladeさん、社長のねじりさん、そして不肖ロッタめが集まりました。
正直、私は浮かれておりました。いつも聴いているすまスパにおる!ピリカさんの声だ!Marmaladeさんだ!ねじりさんだ!で、頭の中はお祭り状態。
浮かれた結果…名前を呼ばれて『はい!』と返事すべきところを、限りなく「ほいほ~い」に近い「はいは~い♪」のふざけた声色で始まるという。
しかも、何?この口の中にご飯入れてしゃべってるような自分の声。ああ、ほっぺの肉か。
とにかく、聞き苦しい自身の声にガクガクしました。
やがて、トークテーマは『こびと部』のことに。
私は迷いました。どんなトーンでしゃべるのが正解か?
出だしでコケた私は、落ち着け自分。と深呼吸。
Marmaladeさんもねじりさんも、とても誠実に、そして生き生きとこびとを語っておられます。エピソードも思わずキュンとなる素敵な内容。
さて、いよいよロッタの番です。一瞬、中学時代の周囲の冷ややかな反応がフラッシュバックしました。
「あいつ変わってる」「月山さんてオタクだよね」
きえええ~いっっ!!!(仲間由紀恵さんの声で)
私は足のすくむような過去の記憶を、脳内で思いきり背負い投げしました。
ピリカさんは、こびとやメルヘンを語る私たちの話を、
「どこから打っても打ち返すよ、そして受け止めるよ!だって私は楽しんでるんだもの♪」
という姿勢で、どこまでも優しく一切否定せず、ときに面白く、心から楽しんで受け答えしてくださいました。
Marmaladeさんとねじりさんは、ご自分で見て感じたこびとのいる日常を、すごく愛おしそうに、大事そうに、キラキラした声で語っておられます。
なんて素敵な場所に、いま自分はいるのだろう。
好きな世界を思う存分語る人たちがいて、それを聴きながら、もっと話して♪と言ってくれる人がいる。
ああ、好きって言ってもいいんだ!
私はうれしくて、うれしくて、ニッコニコの顔で自分の好きなことを恐れることなく話せたのです。
すまスパでのおしゃべりは、まるでこびとがくれたクリスマスの魔法のような時間でした。
~ fin ~
🌟ピリカさんが番組の最後に、こびと部の重要な役職に就任されたことを、こっそりご報告しておきます!
また、音声配信に参加させていただくにあたり、準備段階から、私の不安事を取り去ってくれたピリカさん、安心して臨むことができました。ありがとうございました!
そして、ピリカさん、Marmaladeさん、ねじりさん、声のうえでははじめましての本番で、温かく優しくおしゃべりしていだだき、本当に楽しかったです!感謝の思いが溢れていますトット♪
ここに穗音部長がおられたら!こびと部祭りじゃ~♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🍀