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文学フリマ東京38での呼吸法・体験レポ①✨️🌬️

2024年5月19日。
人生初の文学フリマへ行って参りました。

前日に前売券を購入しておき、当日は11時前から列に並びました。行列のすぐ横は首都高へ続く道路。そんな中、桜の木にスズメやシジュウカラが飛んできて、心を和ませてくれます。

ハッ! そうだ、すまいるスパイスのライブ配信始まってるはず! と思い出し、最後の数分を滑り込みで聴けました。
おおぉ……ピリカさんが同じ場所にいる!

いよいよ列が動き出すと、入口で紙のリストバンドを渡され、不織布のトートバッグもいただきました。

横長うれしい。右が入場の際に手渡されたトート
左は第一展示場入口に置かれたご自由にどうぞ…のトート

🌹ジェーンさ~ん! トートバッグもらえたよ~!😭✨️と心の中でご報告。
腕に引っかけておくと、各所でもらうフライヤーや購入した本をサッと入れられるので、とても重宝しました。

📚️🐈️📚️

さて、入場できたは良いが、いきなり目的地であるウミネコブースを訪問しても大丈夫か?(心の準備が)

今日会うみなさんは、すまスパなどでお声だけは知っている方もいますが、全員初対面です。
そう考えると緊張がマックスに達し、過呼吸気味になってきました。蒸し暑さもありマスクの中は汗だく。貧血も手伝ってさらに呼吸が苦しくなります。成増。

いかん。まずは人の流れを邪魔せぬよう壁側へ寄ろう。
フーフー息を吐きながら、第二展示場一階で壁を背に会場全体を見渡します。まだそこまで人で埋め尽くされてはいないな。マスクを外して汗を引かせてからやっと決心し、ブースとブースの間を通り抜けてみました。

行ける。歩けるわ。ショッピングモールくらいの人波なら、私のフットワークでも行ける。
この感覚、忘れないように! と、月影先生からの教えを胸に刻む北島マヤロッタ。

そんなとき、知っているお名前を発見した私は、勇気を出して声をかけました。
福島太郎さん木花薫さんのブースでした。はそやmさんが絵で参加されているのを記事で知り、これは、ぜひ! と手に取ったのでした。木花さんの可愛い豆本もゲット!


この文学フリマで初めてお話できたnoterさんでした。

壁で休憩中、辺りを見回すと…先ほどから列が伸びている売り場がサイドに。前情報なしで一部のnoterさんの出店しかチェックしていなかったわたくし。

目を凝らして見ると、「おや? あれに見ゆるは、芸人で俳優の矢部太郎さんじゃないこと?」
矢部太郎さんの参加されている絵本を購入しました。
「大家さんのアニメ、テレビで拝見して泣きました」とお伝えしたところ「ありがとうございます。あの僕役の声を担当してくれてたのは、朝ドラの伊藤沙莉ちゃんのお兄さん役の上川周作さんなんですよ」と教えてくださいました。
そうだったの~!✨️にしても矢部さん神対応で感動しました。並んでいるときも見本用の本をお客さん達に渡してくださっていました。

曇り空だけど中の熱気はすごい。
写真だと壁のタイルがモアレする!

📚️🐈️📚️

再び壁に戻るロッタ。「本を整理する自分」を演じながらマスクを外し、上気して耳から蒸気吹きそうな頭を冷やします。フーフー……と息を整え、通路を回って本を眺めてはまた壁へ。あかん。なかなかウミネコブースへ行く決心がつかない。

それにしても、壁は落ち着くなぁ。何度この壁に帰ってきただろう。気づけばこの凸になっている柱の壁に愛着すら湧いてくる。

そう、この柱の壁に……。 Σ(゚д゚壁、柱。

突如、我が脳裏に最近またテレビ放送が開始された『鬼滅○○』のワンシーンが降りてきました。
できるかわからんが、やってみよう。

ヒュウゥゥゥ……🌬️

「全集中 壁の呼吸 壱ノ型 
          壁花乱れ咲き!!!🌀」

(着ていた服がたまたま花柄だったっていう😹)


よし、この勢いで、二階のウミネコブースへいざ参らん!
エスカレーターには目もくれず階段を上るわたくし。すごいぞ、これが壁の呼吸!

た列のある二階へ着き、会場内を見渡します。
おお、結構人でいっぱいになってきている。見取図で確認。ほほう、ウミネコは入って後方のブロック。
大胆にも中央の通路を突っきって奥へと進みます。

ウミネコあった! おっと……あかん、いっぱい人おる! 直角に曲がって手前で通り過ぎます。
複数の人と一度に会うとあがりまくってテンションおかしくなりそうなので、改めて初見の壁で待機するロッタ。

ロッタ:「二階の壁さん、よろしくな。オラ、六太ってんだ」
壁:「壁の呼吸の使い手とお見受けいたした」
ロッタ:「いやあ、壁さんがいなかったら今ごろオラなんて」
壁:「フッ……もちつもたれつですよ。さあ、遠慮せず私にもたれなさい」
ロッタ:「かたじけない」

お言葉に甘え、壁にもたれて態勢を整えます。しかし、この期に及んでなかなか体が動きません。
せっかく開場前から並んでいたのに、もったいない!

よし、ここはあえて余裕かまして、他のブースを見ながら歩いていたら「まあ、こちらでしたのね!😳✨️」的な展開に持ち込もう。
自分自身にウミネコサプライズを贈ろうじゃないか。
何だそりゃ? 自分にサプライズ仕組むって。
もうひとつの人格でも生まれたのか? ほう、今日からよろしくな! 六太2号。
パーマンだったら2号はパーヤンか。いや、パー子? 違う。ブービーだっ! ウッキー🎵

ふうっ💨 我ながら難儀な脳みそじゃのう。

と、ウミネコブースの後ろの列を歩いていたときです。

📚️🐈️📚️

「ポストカードどうぞ✨️」と、通り過ぎる刹那にめちゃ好みなデザインのカードが私の横に差し出されました。半歩戻って遠慮なく頂戴します。
そしてお店の方が、「ご覧になるだけでも……」と声をかけてくださいました。
並んでいる本を見て、私はある一冊に釘付けになりました。
『怪盗マドレーヌ』 えっ! えーっ? 
ウミネコ童話集の募集期間に、最初に拝読したお話!

「もしかして(もしかしなくても)日々……!」
「はい、そうです!」

わたくし、日々図案室さんのお名前を、にちにちと読むところ思い込みで「ひび」と言ってしまいました🙈💦
なのにお優しい日々図案室さんは訂正せずお話してくださいました😭✨️その節は大変失礼いたしました。

お話とイラスト、おやつのレシピがあって作ってみたくなる可愛くて素敵な本を購入させていただきました。

📚️🐈️📚️

カフェ側の壁で呼吸を整え、そろそろ「全集中常中」を身につけなくては。と思い始めていたとき。
ウミネコ方向を確認すると、ちょうど人の流れが途切れ今なら行ける! というスペースができておりました。
これを逃したら永遠に辿り着けないと直感した私。ツーステップ踏むくらいの鋭い入りで、とうとうウミネコブース前に到着! 


こちらは撤収作業直前に撮った写真
Marmaladeさん作の羊毛フェルトのマスコットちゃん達と
『花屋の葉子さん~』を一緒に収めました😭✨️


壁柱、月山六太。
壁の呼吸 参ノ型 壁離れはじめましてのごあいさつ!

「はじめまして、月山六太です」
黒のセットアップ×Tシャツをサラリと粋に着こなす男性に声をかける壁柱。
「すまスパで声を聴いたから、すぐロッタさんてわかりましたよ✨️」

ぼ……ぼんらじ編集長ぉぉ~!!!😭✨️✨️

恩人は、笑顔の素敵な爽やかナイスガイでした。

ウミネコmini文庫『花屋の葉子さんとシークレットガーデン』を本にしていただけるとなってから(その前も)ずっとお世話になりっぱなしで、文フリ直前まで(そのあとも)助けていただいてたので、お会いできた瞬間から「本当にありがとうございました😹✨️」と「ほんまにすみません!😭」を交互に言い続けるわたくし。

そこへしめじさんがいらっしゃり、いぬいゆうたさんも到着され、渋くてカッコいいメンズの登場にアワアワしておりました。
そして、接客を終えられたさわきゆりさんと目が合い、次はわたくしめの番! と飛びつくロッタ。
お声の可愛さもさることながら、アイドルのようなキュートさと明るいオーラのゆりさんに舞い上がり、話しかけまくるという。
お目当ての短編集も買え、本にサインもお願いして、ほくほくでした!

テンパりすぎて、みなさんに話しかけたいあまり逆にうまく言葉にできず、頭がうわぁ~と混乱してました。
だいぶ中途半端で失礼なことになっていたと思います。いい大人なのに面目ないです😹

📚️🐈️📚️

ウミネコブースへ最初に訪れたときは、穂音さんが席を外されていたタイミングでしたので、また来ますと言ってお店をあとにしました。

大きなミッションをやり遂げた感でいっぱいになりながら流れ着く壁。
気づけば周りにも壁仲間が。しかし、私ほど壁を背に長居する者はおらず。ならば場所を変えるか……と、見本誌エリアと会場内の壁を行ったり来たり。
にしても、座れる場所が特設のカフェしかない。ツラい。

ふいに孤独感に見舞われ、そっとnoteのコメント欄に泣き言を書き込みます。リアルタイムでジェーンさんと繋がり、励ましてもらうロッタ。

よしっ!と顔を上げ、ウミネコ方面を見ると、ぼんらじ編集長さわきゆりさんと一緒にお店側にいるお方が!
もしや……いや、きっとそうに違いない!
自然と早足になりながら、徐々に接近するロッタ。お店の正面に回り込み、それがしは……と名乗りました。
そして、「穂音さんですか?」と前のめりで伺うと、あの美しい鈴の音のようなお声が返ってきたのです!
やっぱり穂音さんだーー!🥹

ジェーンさん! Ryéさん! ついにわたくし、初めて穂音さんとお会いすることができました!😹✨️ 

手を取り合って喜ぶふたり。
もうどうしよう! 穂音女史ラブリーすぎるやろ! 
あれも(ガラスの仮面)これも(こびと)話したい。
そうだ、お近づきのしるしにと、急に大きいエコバッグの中をガサゴソし出す壁柱。
名刺代わりにお菓子を準備してきた私は、前の晩
・砂糖沼セレクト
・砂糖沼&しょっぱいものループ
・おつまみ~ズ
と謳って、各種セットしてきたのでした。

お菓子をみなさんに手渡しながら思いました。
よくよくこの状況を俯瞰で考えてみると、神々の集いに迷い込んだ平民ロッタ。
そして、ダイエットしたはずが依然太いままであった私は、そのボディで人の流れを止めていたという🙀

慌ててその場を離れようとしたときです。
穂音さんが私の横にいた乙女に「隣に作者がおりますよ」と声をかけられていました。
ハッとして彼女の方を見ると、その手には、拙著にして新発売の『花屋の葉子さんとシークレットガーデン』の見本が!
おずおずとした感じを心がけましたが、実際は食い気味で「その本を書かせていただいた者です」と名乗りました。
乙女と二言三言交わし、お菓子セット(賄賂)をサッと手渡して「買っても買わなくても良いのです。ありがとうございます!」と言って穂音さんとぼんらじ編集長に目配せし、彼女のプレッシャーにならぬようにと速やかにその場を離れました。(じゅうぶんプレッシャーあたえておいてからの、それ)

文学フリマ……なんてエキサイティングなんだ。

📚️🐈️📚️

もう幾度、見本誌エリアをうろうろして、壁柱をしたことでしょう。落ち着きを取り戻すまで相変わらずフーフーしておりましたが。
再びnoteつぶやきのコメント欄を開き、穂音さんとお会いできたことをご報告。
無事、ジェーンさんとRyéさんからの紫のばらを受け取ったこと、お伝えしたのでした🌹✨️ 


さて、4,600字を超えました。
ここまで読んでくださった優しいお方、本当にありがとうございます😹🍀

どうやら、ちびまる子ちゃんで言うところの「後半へつづく」運びになりそうです。いえ、成増。(地名で断言)


次回予告を少しだけ🙇
💖🐨💖さんの優しさと機転が遠隔でロッタを救う!

文学フリマ東京38から二週間が経とうとしている今、思い出に浸るばかりでとにかく書くのが遅い六太。
次回もどれだけ先になるのかわかりませぬが、おつきあいいただけましたら幸いです😊
長い記事を読んでくださり、誠にありがとうございました!

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