「クラウドファンディングで夢をかなえる本」感想②
前回投稿では、クラウドファンディング(以下クラファン)の大体の大枠を書いてみました。
今回は、本を読んでクラファンに必要なkyo的にここが本質かなーと感じることを書いてみます。とは言っても、kyoはクラファンを支援したことはありますが、実行したこともないのでそこはご容赦を、、、
あとこの本に書いてあることとしては、たくさんの成功事例の概要、プロジェクトを成功に導くための具体的なポイントなどが書かれています。これらを読んでよく出てきたキーワードとしては、「共感」です。
クラファンというのは、知らない人がサイトに上げている記事の内容を見て、その事業のためのお金を援助する、という形になります。
考えてみて下さい。お金を見ず知らずの人に数千円あげることって相当なことではないでしょうか。では、なぜクラファンのサイトには、たくさんの支援者が集まり、事業が成功しているのでしょうか。
それは圧倒的な、ストーリーへの共感、であると思いました。
このことを本書の中では、「5W2H1Mでプロジェクト概要は書こう」ということで示していました。
5Wはよくあるやつなので今回は省略させていただいて、2H1Mです。
How「どのように」
How much 「いくらで」
Mission 「使命」
です。中でも「Mission」については最も力を入れるべきポイントであるなと感じました。その事業に対して広告主は
どのようなストーリーからクラファンに至っている?
事業にかける熱量は?
それを実現することでどんな人が喜ぶ?
その全てが読んでいる支援者に響いた時、お金を出そう、となるのではないでしょうか。支援するということは、そのプロジェクトが成功することで喜ぶ人たちへの貢献になります。なんかテキトーな自己満足なことしてるな、って感じてしまうような人に大切なお金を支援することはないでしょう。
「人の心を動かすストーリー」
これを作るのって、すごく難しいですよね。自分もある時期、やりたいことがあって大学でサークル作ったりしましたが、とても実感することが多かったです。
ストーリーを作るためにもまず、自分が無条件に突き動かされる熱量が必須です。これがないとお話になりません。先頭に立つ人がふわっとしたビジョンしか持ってなかったらついて行こう、なんてならないですよね。
次に、その主観的である熱量をいかに客観的に観察して、届けたい相手に合わせた形で表現するか。10歳の子供に日本酒のうまさについて熱弁してもそれは響く訳がありませんよね。でも少し形を変えて日本酒の原料である米について興味を持ってもらう、くらいならできるかもしれません。(例えが下手すぎますね、、笑)
つまり、自分の熱量にも様々な側面があるはずで、自分と相手を客観的に見ることでどういった側面を見せることが正解であるのかを検討した上で、提供できる形を探すことが「人の心を動かすストーリー」を作る上で大事なことではないでしょうか。熱量だけで動いていた少し前の自分に教えてあげたいですね。
ちょっと横道にそれましたが、
クラファンにおいて、「共感」はとてつもなく大きなキーワードであると思います。そして、クラファンの成功者はそれだけ多くの「共感」を得ることができた、ということになります。
顔もわからないかもしれませんが、多くの人に支えられてスタートできる事業ってより身が引き締まる思いでしょうし、何より幸せだなあって思います。
自分もいつかクラファンで資金を集めて、何かを始めたいな。
ってすごく思いました。
ということで
ダイヤモンド社
「クラウドファンディングで夢をかなえる本」 著 板越ジョージ
でしたー!