読書感想文

私がいじめを考える なだいなだ著を読み
色々な事を知り、
かつ自分の考えを深めれました

その中でも題名通りであるいじめについて
文字と辞書による意味だけでなく
著者の意見を混じえ賛成できるところも
多々ありいじめの定義などを
考え直すきっかけにもなりました
今まで私は一対一もしくは一対多で起き、
その相手に身体的もしくは精神的な
暴力を振るうなど
という考え辞書的な意味を持っていました

しかしこのいなだ氏の本を読み
いじめとはあくまで子供内のまたは学校内の
このようなもので単体的な名称でしかなく
言い方を変えるとするならば差別や暴力関連の
事件とも犯罪とも言えるものだと学びました
なので今のいじめが起きてもそこまで
犯罪としての認識が成されず全体的に
被害者が無下にされる事が多い様に感じました
身体的いじめと暴行罪どちらも行いは
全くおなじなのに何故いじめはそれ程罰されず
暴行罪は取り締まられるのでしょうか

それについて調べると学校は元は
軍隊を模倣したものであり年功序列が根付き
今で言ういじめが当たり前にあり
理由の有無に関わらなかったと著者は
語っていました
その為、学校でも同じようになってしまった
という説が有力だと思いました
では逆に学校などから出たらいじめはないのか
という点について考えました
すると確かにいじめ自体はありませんでした
けれどもパワーハラスメントや
セクシュアルハラスメントなど上からの圧力が
あり名前が変わっている為あるとは言えないが
形を変えて存在していると確認しました
他にも家庭内でもDVこと
ドメスティックバイオレンス
社内での仕事の押しつけや必要以上の注意など
様々な所で名前を変え存在していました

ではいじめはなぜ現行罪に比較し軽度なのか
について考えこのように推測しました
いじめは教育により改修できる
という教育への過去からの大きい期待に
よるものでそれにより犯罪ではなく懲戒に
収めると考えました
それに含め子供は未熟で無垢である
という側面に含有されている大人には無い
それこそ子供に対する差別により
なお教育により縛ったと考えました
では差別するなら罪にしないのかという点は
子供という不確定要素を縛り付けるだけでなく
懐柔しつつ硬く締め付ける意思が
強いと思いました
教育により改修させるという
あまりにも大きいロールは法にまで及び
学校内の事は学校に一任するという
面倒だから突き放す雰囲気で任されている
と感じました

では最も簡単で遠い問題である
いじめ、差別、犯罪などと表現されるこれは
何が元として成るのか
つまり発生源と原理は何かというものです
それこそ出そうとすれば止めどないですが
敢えてあげるならは
学校や親からの圧によるストレスにより
自分より立場の低い弱いものに対して発散する
や嫉妬や妬み、羨望により加虐する
などが主に例えられると思います
ではこれを無くす無くせなくても
最低減少させるにはどうしたら良いか
最も効率が良いのは他に敵を作ったり
精神を一方向に縛り付けるなどありますが
非人道的かつ難しいので無しとして
早いのは子供達にその暗い意思の
抑え方や自制の在り方等モラルを
教えていくことが重要だと思案しました
たかが草案ですが小学四年以上を対象に
○○はいけないこうなったらどうしたら良いか
などを授業の一環としてする事が必要だと
思います
淡々と話すのでなく授業中で
こうされたら嫌だよねだからやらないように
しようねなどの体験型にすると良いと提案します

またされてしまったらそれもそれで
対応しなければならないと思いますが
なぜ日本は虐められた側のみカウセリングを
するのか分かりません
双方に適切な処置が必要不可欠だと思います
被害者には身体的精神的ダメージの払拭する
加害者側にはモラルを解き再教育を行い
再犯を減らすさせる
などが必要だと思います
加害者側は親にも何かしらある可能性が
微量ながらあるのでそちらも対応しなければ
ならないはずです
被害者側の親も子供に対する適切対応や
心理カウセリングを受けさせたらいいかなど
相談に乗る事も必要だと思いました

いじめが減少してきた昨今私は減少では
駄目だと常々思います
いじめは社会構造的欠陥なので
これこそ最も目を向けた方が良い問題だと
思います
これはいじめのみでなく犯罪や差別にも
応用できると思います
いじめが減れば加害者が減れば
再犯つまり社会に出てこのような事が起きる
確率が減るからこそいじめに対する対策は
重点を起き取り組んだ方がよいと思いました

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