人材を紹介しやすい企業
企業の担当と話していると、「どんなに新規の人材会社と取引しても、紹介されないしポジションがなかなか決まらない話」をよく聞きます。人材会社を多く使う企業が早く決まるかと言えば、そうではないです。エージェントにとってはライバルが多く、声をかける求職者が重なってしまうことも多々あるため、あまり効率的とはいえないので手を出さなくなっていきます。
採用基準が高い低いとか、求職者が集まりやすいポジションかそうでないかなどの要因はあれど、次々とポジションクローズする企業といつまで経っても求人が残る企業があります。成果報酬ですから、人材を紹介しやすい企業にどうしても力を入れがちです。でもそういう企業は他社に取っても同じようで、ポジションが次々とクローズになっていくものです。逆に決まらない会社は「さもありなん」という感じがします。
私にとって紹介しやすい企業は
・嘘が無い(特に賞与実績や募集背景をごまかそうとする企業がたまにあります)
・レスポンスのスピードが速い
・事前の打ち合わせの時と書類選考の結果にギャップがない(例えば年齢や転職回数で落とすことは無いと言いながら実際は違うとか、打ち合わせ時や求人票には一言も言及がない内容がMustだったとかいう話は論外として、全然異なるポイントをNG理由とされると振り出しに戻らざるを得ません)
・5つのポイントがある場合、うち3つクリアしていれば、とりあえず会おうとしてくれる
・NG理由を明確に伝え、逆にこの部分があればよかったという話をしてくれる(ただNGとか、テンプレ理由で答えてくる企業が多く、それに対して詳細を聞いたときに明確に答えてこない企業と付き合ってロクな話がありません)
・無茶を言わない(年収に対しハイスペックを求めすぎてこない。実在しないような人を求める=意見をはっきり持った従順な人という矛盾する人物像を求めるなど)
・面接を受けた人に好印象を与える面接官・人事担当
といったところです。