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ロプンの無常、チベット仏教各流派共通

無情と誤解される?無常。定義、刹那滅。

どの仏教でも説かれる。諸行無常。

諸行=無常という事だが、

大事なのはここから。

これを訓読みにして、

「諸々行くもの、常ならず。」

で、何が言いたい?人や物は変化する。

執着するな。…って、言葉通りだなぁ。

第一、心に響くだろうか?

頭では理解しても、感情が変わらないなら、

修行は進んでいない。

突き止める学びはここから始まる。

何を伝えたくて、この教えが残ったのか。

「突き止めて確信を得るのと、言葉通りに

信じるのは、本当の月と月の虚像、水月ほど

違う。」ニンマ派のゾクチェンで有名な高僧

の教えだが、もちろんこの考え方、

チベット仏教各流派に共通。

こうして、頭の理解から感情が変化するまでには

時間がかかるので、先生方は

「ゆっくり、ゆっくり。」と笑う。

理解が感情を変える過程は自分自身が努力する所。

真実を伝える事は出来ても、そこは先生には

どうにもならない。だから先生は笑う、

「ゆっくり、ゆっくり。」と。

そして私はほっこりした。

#仏教 #チベット#チベット仏教#ニンマ派#ゾクチェン#無常#解脱

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阿闍梨(ロプン)
インドからチベットに伝わった文化である「仏教」を仏教用語を使わず現代の言葉にする事が出来たら、日本でチベットの教えをすぐに学べるのに、と思っていた方。または仏教用語でもいいからチベットの経典、論書を日本語で学びたい方。可能なら皆様方のご支援でそのような機会を賜りたく思います。