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Look book blog 002

「ふうっ〜」
読み終わった後、ひと息ついた。
満足感と切なさが入り混じった感覚だ。

『SHOE DOG(シュードッグ) 』
NIKEの共同創業者の1人、
フィル・ナイトによる著書。
548ページの長編だ。

1962年〜1980年
NIKEの前身・ブルーリボン創設からナイキの株式上場までが描かれている。

個性的な登場人物、スリリングな展開、栄光と挫折。
実話なのに、小説のように面白い!

そして、著者フィル・ナイトの穏やかな人柄も伝わってくる。

著書の中で
「"ビジネス“という言葉には違和感がある。
当時の大変な日々と眠れぬ夜を、当時の大勝利と決死の闘いを、ビジネスという無味乾燥で退屈なスローガンに押し込めるには無理がある。」
との言葉が印象に残った。

全ての偉大な事業は、人間という壮大なドラマの中で、1人ひとりと心を通わせながら築き上げられていく。

そして、その苦闘の最中こそが、もっとも充実した、輝ける日々なのだ。ということを教えてくれたような気がした。

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