ザク(サラリーマン×絵描き)

昭和50年製量産型サラリーマン。 世間の風当たりが強い量産型のサラリーマン達の人生に、…

ザク(サラリーマン×絵描き)

昭和50年製量産型サラリーマン。 世間の風当たりが強い量産型のサラリーマン達の人生に、熱あれ!癒しあれ!光あれ!と祈りつつ、文章と絵を発信している。 興味があるのは、教育、哲学、歴史、文化、文明、発達心理、子育て。 人生は辛いけど、みんなで励まし合って幸せになりましょう。

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オッサンに光あれ(自己紹介文)

いまさらながら自己紹介します。 noteでは ①読んだ本の紹介、 ②自分が描いた絵の紹介、 ③日々思う事 をアップしていきたいと思います。 (1)noteで何をしたいか 私は、令和の日本が生み出したしがない量産型サラリーマンなわけですが、社会の末端で生きていて心に浮かんでくるモヤモヤの解釈を本に求めたり、絵にぶつけてみたりしており、その記録としてnoteを使っていきたいわけでございます。 特に興味があるのは、哲学、歴史、宗教、文化・文明、発達心理、子育て、教育、国

    • 「失敗すると安心する」という変な性格の人にのみ読んでほしい文

      (1) 露悪の巨匠ゴヤこの前久しぶりに国立西洋美術館に行った。 ひさしぶりに思いっきり一人で美術館を満喫。 そこにはゴヤの戦争を描いた版画の連作が展示されてた。 【国立西洋美術館サイト】https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2024goya.html ゴヤと言えばあのおどろおどろしい黒い絵シリーズ。 黒い絵シリーズもそうだが、戦争の版画を見ていて、 「この人は人間が嫌いだったんだろうなぁ」と改めて感じた。 だが「人間が嫌い

      • さよなら 私のスーパースター

        ちびまる子ちゃんも悟空も、 チバユウスケの歌声も、八代亜紀さんの歌声も、 全部私の心の一部を作ってくれた。 孤独や怒りや思惟の伴走者となり、 すさんだ心に希望や笑いを与え、 人間の創造力の無限性を圧倒的に見せつけてくれた。 彼らがいなくなってから気づいた。 このスーパースター達が教えてくれたのは、 誰かの情熱や才能が、人の心の大切な部分を作ってくれる。埋めてくれると言うこと。 私の心の大切な部分に寄り添ってくれたスーパースター達は、 今後も恐らくそのほとん

        • 豚として生きるか狼として死ぬか

          いまの世の中で一番強いのは恐らく「弱者」。 この「歩行者は車より強い」的な不文律、 一見矛盾しているようだが、とても有効。それはもう破壊的なほどに。 実際、「弱者」設定をされると、その人に何か非がある場合でも、もう誰も攻められない。 その逆の「社会的強者」であることは、ひとたび事が起こればもはや不利ですらある。 勘のいい人はその事を本能的に察知して、巧みに「弱者」(または「被害者」)の角度から、自分に有利なように事を進めていく。 そういう勘のよさと、面の皮の厚さを

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        オッサンに光あれ(自己紹介文)

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        • 量産型サラリーマンの日々思うこと
          9本
        • 絶対に読むべし!おススメの本
          9本
        • 絶対見るべし!おすすめの映画
          2本
        • 自己紹介
          2本
        • 令和の十代のリーダーシップ論
          5本
        • 発達障害について考える
          2本

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          「詩」が嫌いです②(でも本当は好きです)

          前回、「詩が嫌い」と銘打っておきながら、自分の好きな詩について語ってしまいました。 この勢い(?)で今回も私が心動かされた文章芸術について語ります。 詩というか歌詞ですが、いい詩ってこういうものなんじゃないかと強く思うので書いちゃいます。 取り上げる歌詞はミッシェルガンエレファントの『世界の終わり』。 この歌詞のポイントは、世界観のカッコ良さだと思います(こう言うと随分チープに感じますが)。 村上春樹さんの文章を薦めてくる友人はよく「物語の展開のエンターテイメント性

          「詩」が嫌いです②(でも本当は好きです)

          「詩」が嫌いです。

          みなさん、詩は好きですか? 私はとても嫌いです。 嫌いな理由の中で一番大きなものは、 訳がわからないから です。 詩として「人に見てほしい」という動機のもとで発表しているにも関わらず、 人に理解してもらおうという誠意や、努力の痕跡をを全く感じられないのです。 それは、食べ方のルールにいちいちうるさい頑固一徹のラーメン屋に似ています。 うちはうちのスタイルでやるから、従えないヤツは食わなくていい!みたいなスタンス。 この世にそんな店が存在してても全然いいのです

          語学の天才じゃないあなたへ

          前回の内容(読まないでも大丈夫です) (1)あなたに「蘭学事始」を勧める理由 そんなこんなで蘭学事始を勧める理由は、学ぶことの喜びを思い出させてくれるからだ。 前回載せた【オランダ語と日本語の違い】は、【英語と日本語の違い】と言い換えても良いだろう。 英語と日本語は、アルファベットも、語順も、使う音も、発する際に使う筋肉も、背景にある文化も、何もかもが違う。 つまり英語学習で我々は、脳にとって相当不自然なことをやっているのだ。 「蘭学事始」の中で杉田玄白は、こう言

          語学の天才じゃないあなたへ

          語学の天才じゃないあなたへ【読書感想】

          今回ご紹介する本は杉田玄白の「蘭学事始(らんがくことはじめ)」 つまらなそう… と思うかもしれないが、安心してくださいめちゃめちゃ面白いです!! 【この本のいいところ】 ・短い(これ大事) ・おじいちゃんの思出話なので文章が読みやすい ・凡人に勇気を与えてくれる 【この本をお勧めしたい人】 ・語学の勉強に苦しんでいる人 ・周りの人の才能に負けてると思う人 ・自分がやってきたことに自信が持てない人 ・世代交代で後輩に譲る立場の人 ・昔仲間と共に全身全霊で何かを頑張っ

          語学の天才じゃないあなたへ【読書感想】

          子供の「なんで?」は賢者の問い

          好奇心旺盛な小学生の息子が、ニュースを見ながら「なんで?」とよく質問してくる。 子供でもわかるように噛み砕いて説明しようとするが、確かに私自身「何でだろう」と言葉をつまらせてしまうことも多い。 特に紛争や戦争や、人と人との確執に関するニュースだ。 歴史的な経緯を説明することはできる。 ただそれは非武装の子供やお年寄りが、なす術なく殺された理由を説明していない。納得できない。 そのような人間の理不尽を、「歴史的な経緯」なるもので説明完了した気になってしまう大人の私に対

          子供の「なんで?」は賢者の問い

          この国での人生の終わらせ方(私の考え)

          前回のお話(飛ばしてもらってもいいです) この国における「人生の最期」 自分自身がこの国でこのまま年を取っていくと考えたとき、どれほど幸せな最期を迎えられるだろうと、不安になるときがある。 核家族化、少子化、労働力不足、物価高騰、超高齢社会、老々介護、8050問題、社会保険料の増額、介護殺人、介護職員の不足、介護施設での虐待、孤独死など、あらゆるニュースを見ていると、自分が幸福な最期を迎えるビジョンが全く描けない。 祖母の最期 自分の最後を考える時、いつも思い出すの

          この国での人生の終わらせ方(私の考え)

          この国での人生の終わらせ方【映画感想】

          すさまじい映画をみた。 「プラン75」と言う映画だ。 ※以下、ネタバレを含みます。 (1)むき出しの暴力 映画は、ある施設で発生した殺人事件のシーンから始まる。 銃声や乱雑に倒された車イスから、それはどこかの高齢者施設で起きた大量殺人事件であることが暗示的に示される。 そして話が進むにつれて、この事件の犯人は高齢者不要説を唱える狂人であることも鑑賞者は悟ることとなる。 冒頭数分間だけ映し出されるこの事件は、その後この映画の中でまったく取り扱われない。 ただ、この

          この国での人生の終わらせ方【映画感想】

          少年院で生まれた詩【読書感想】

          今回ご紹介する本は『空が青いから白をえらんだのですー奈良少年刑務所詩集ー』(新潮社 編:寮 美千子) (1)この詩をどう読めばいいのだろう 私の好きな漫画「チ。地球の運動について」(小学館 魚豊)のなかに、「迷いの中に倫理がある」というセリフがある。 これは、『空が青いから白をえらんだのですー奈良少年刑務所詩集ー』を読んだとき、私が抱いた感情に近い気がする。 この本は、何らかの犯罪を犯して奈良少年刑務所に収容されている受刑者たちに、この本の作者が情操教育の一環として詩

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          みんな居場所がない(自己紹介続き)

          前回、自己紹介で日本のオッサン達の居場所の無さを語ったが、考てみるとこの国はみんながみんな居場所がない。 お年寄り 頑張ってこの国を造り支えてきた実績も過去の事。今や社会保障費の「負担の根源」扱いで、いかに金を引きずり出させるか、銀行も国も思案中。「一億総活躍社会」という召喚魔法に引きずり出されて、給料大幅カットには目をつぶり今日も引退したはずの職場に足を運ぶ。ロスタイム終了の笛が吹くのは65歳か、70歳か、75歳か、はたまた80歳か?人生を子供と孫と企業と国にささげてきた

          みんな居場所がない(自己紹介続き)

          学校のヘンテコな「民主主義」

          学校にはとても変な「民主主義」が存在する。 私はこれを「学校民主主義」と呼んでいるが、他にもそう呼んでいる人はいるのだろうか。 学校民主主義は、日本人の「民主主義」観が如実に表れたいくつかの歪んだ特徴がある。 どれも全く民主主義の本質から離れているが、恐らく当の本人たちは民主的だと思っていると思われる。 民主主義の一つの帰着である衆愚政治とも異なるタイプの失敗がそこにはあるのだが、全く注目されていない気がするのであえて文にしてみた。 民主主義とは何なのかを一度でも真

          学校のヘンテコな「民主主義」

          今の時代のリーダーシップ論その5 ~中学生はタブレットが「あるから」調べ学習ができない?~

          前回のおさらい 中学生に【リーダーシップ】を教える授業カリキュラムを考え、実施することになったものの、令和の十代である彼らはハッキリ「リーダーは貧乏くじだ」という価値観を持っていた。 そんな負け試合確定の中、体験、文献、時事ネタをふんだんに盛り込んだ調べ学習が幕を開ける。 テーマは、当時地震が頻発していた背景を受けて 「自然災害」。 テーマよし、資料良し、準備良し。令和の十代よ、わが渾身の調べ学習を食らえ!果たしてこのカリキュラムは成功するのか! ということで大失敗したわ

          今の時代のリーダーシップ論その5 ~中学生はタブレットが「あるから」調べ学習ができない?~

          墨子クイズ➁「戦争は国を富ませるから必要悪だ!」⇒墨子はどう返した?

          前回に引き続き、墨子のかっこいいセリフをクイズでご紹介。 墨子クイズ第二問目!(ジャジャンッ!) 戦国時代の真っただ中、墨子はいつものように「侵略戦争は結局手にする利益よりも損失の方が圧倒的に多い。だから侵略戦争などやめよう(非攻)」とみんなに説いて回っていた。 すると天下の有識者はこう言った。「何を言ってるんだかwww侵略戦争をすることによって、その土地を大幅に広げ、国民を数百万増やして行った国々が歴史の中にいくつもあるではないか。だから侵略戦争は十分利益を生む、なく

          墨子クイズ➁「戦争は国を富ませるから必要悪だ!」⇒墨子はどう返した?