横浜市瀬谷区にある、緑の架け橋。和泉川の散策途中で、木橋をよく見るがそのうちの一つ。
吊り橋で、橋脚なし。構造は全部木。この耐久性を15年前ぐらいから観察している。
橋桁、梁は、集成材ですが、インサイジングされた保存剤の加圧注入だと見て取れる。
こういう、人為的傷をインサイジングといい、より保存剤が入るように加圧注入前に、インサイジングを施す。
基準では、90角以上にインサイジングを施すように基準があるが、もちろん、薄くて入りやすいものには必要ないと思うが、板などは。基準無関係にインサイジングした方がいいと思う。
もう、32年経過。
ノーメンテを売り物にする外部使用材料は多い。
メンテナンス・フリーというものは概念上存在するが、現実には存在しない。
ただ、メンテのインターバルが短くてランニングコストがかかるものか?
メンテしても、ダメになるのが早く意味がないものか?
メンテナンス・フリーといいながら、メンテナンスできないものもあるし。
この架け橋は、32年経過。橋の構造は、変わっていないが、主要構造部以外では直した部分もある。
メンテが行き届いているといつも思うし、自然素材をデザイン的に使っているところが風景になじむ。