続けて、同じ著者がかかれた、平凡社新書の上記の本も、情報の肉付けのために読んでいる。
”世間の常識”としては、国産材が高く、外材は安いと思われている。勿論、この”常識”は、時代と共に変移もするのだが。
近年は、よく言われる為替変動により外材の金額が上がって来たわけだが、国産材の値段はあまり変化はない。今では、国産材の方が安い。
建築用やエクステリア用の外材は相当跳ね上がってるようだし。
一方、国産材は競争力がなく、いつも補助金でやりくりする癖がついていると言われてる。
魅力的な国産材を作り、競争力のあるものが出来れば、もっと自給率も上がるだろう。
この本2冊で、三河地区の材木屋さんの状況をみてるが、(そうか、そういったわけか?)と納得がいく。
丸太より、製品としての外材が多く入ってきてるのが、今の現状。
国産材は、丸太から自由に木取りできるので、デザインの幅が広いという利点もある。
これも、我々にとっては、利点でもあり、為替変動による円安での価格上昇はあまり関係がないのもいい。
国産材はを建築用でなく、エクステリア用に使用するものにとって、耐久性を付加するには、保存材の吸収が外材より格段に良い国産材(スギ・ヒノキ)は、素材として優れていると思うし、木取りが自由というデザインの多様性も担保され、しかも桁・梁も成の大きなものが出来て、エクステリアでの構造材にもうってつけ。
知らないうちに、環境問題やら国内資源の持続性にも繋がるというのは、無理がなくて良いと思える。