針葉樹に保存処理を施して、外部用のエクステリアに使う、ということをやりだして40年弱。
外部で耐久性能があるからということで、今までいろんな場所で、いろんな空間のウッドデッキを作ってきた。
狭い空間を利用して・・・土地を有効活用して思ってもみない空間を作り出せた、と思っていた。
近年、プラスティックの人工木や南米・東南アジアなどのハードウッドも増えてきている
土地の有効利用機能という点、耐久性という点で、追及していくと、一部のハードウッド(イペ・ウリン)・人工木・LBウッドはそれ程大きな差はない。素材感やら摩耗性では、人工木・ハードウッドが間違いなく上で、だからヒールとか革靴で大勢の人があるくような場所は、人工木・ハードウッドが選好されてる。
家族の生活のある、個人のプライベートなウッドデッキなどの場合、この摩耗性はほとんど考える必要はない。
コロナのパンデミックのこの4年ほどの間、デジタル化が進み、ある人は会議などはリモートでよいことがわかり、勤務時間も短縮化でき、生活の豊かさって何?
と、思えることも増えてきた。
家の中での居住空間を超えて、家の外空間はプライベートでは、もっと不定形でいいとすら思えてきた。そうしていると、自分の日常をもっと掘り下げられる空間つくりもいいとおもえないだろうか?
素材がどんどん開発されて、元素材のストレートな接触感、自然な木目のばらつき・木肌が似たようなものに変わっていくことが多い。
職人の技術の成熟・・元素材を使って自由に作る技術の習得時間が必要・・は、近年大きな問題だと思う。
しかし、これを無視してたら、生活を豊かにするものができなくなる。