木材は、工業生産品ではないがゆえ、同種同族でも一本一本あたり多少性質(この場合、耐久性)が違ってくる。
また、耐久性も、地域によって評価がまちまちということも重要。土壌、気候でも耐久性に差がつくのだろう。
ファンガスセラー実験は、促進実験。目で見た場合の腐朽の指標は、爪で掻きとったときの木材の繊維のくっつき具合などで、簡易に評価されていた、昔は。それで2.5以上を腐朽と言った。
今は、質量がどの位下がったかでも腐朽を測定する。
杭試験だったり、腐朽槽で腐朽試験するわけだが、実際に施工すると、意外に施工の方法で腐朽を緩慢にする方法もあると気が付く。