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古くなったウッドデッキをメンテナンスするというけれど・

もともと、加圧注入し更にDOT減圧注入されたLBウッドに、好みで油性木材保護塗料で色を塗ることが時々あります。


弊社では、塗ることの耐久性には多くを期待しません。

よく、木材保護塗料を塗れば、メンテが終わったというけれど。

メンテナンスが必要という、捉え方はこの2つが基本。
それは
A.気象劣化・・時間の経過で木材の表面が汚れたり、灰色になっていく。
B.生物劣化・・時間経過で腐れやシロアリでの加害。

ネットでのメンテは殆ど、A、気象劣化への回答が多いと思います。
木材保護塗料という名前でなので保護してくれると思いがちですが、木材に後から耐久性を加えられると思うのは、期待しすぎるのでは?

AとBとをはっきり分けなきゃ。

木材保護塗料で着色された木材LBウッド
上の写真のように、浸透系塗料の木材保護塗料を塗ってみた物の断面。ほとんど入ってないように見える。


あるセミナーでの木材への塗料の染み込み方を電子顕微鏡で写したものが出ていました。

木材保護塗料は、木目を生かすオイルステン系塗料(含侵形のようなものに、いわゆる農薬系成分を加えた物)で木の細胞への染み込みにはそれほどあるわけではないのです。
だから、毎年塗るほうがいい…というわけです。

塗装を専門にする研究者に伺うと、ペンキのような造膜形であれば、多少、液体である水分を木材内に侵入するのを、造膜の厚さで防ぐ
ことができる。
それと同等の保護をしようというので木材保護塗料があるのです。



B.生物劣化を防ぐには、後から耐シロアリ、耐腐朽の保存剤が内部に均等に侵入させなければなりません。


そこが、一番大事と思っています。それをやってくれるのが、この保存剤です。
















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