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2021年の木口さんの講義(最終)

ウッドエクステリア(ウッドデッキ・ウッドフェンス・パーゴラ・小屋等)に、着色する場合、浸透系の木材保護塗料・キシラデコールを塗る事がある。いつごろか、グレイが塗装色のサンプルに入ってきた。
大体、茶系を選ばれるお客様が多かったので、なんで最初からグレイなのか?と疑問を感じていた。
ウッドは茶色・・という常識が抜けなかっただけなのだが。

海外(アメリカ)では、そもそも、木材の材色がグレイに変わることをすでに予期した上でのグレイの着彩であると知った。
最終形を想定して色を選ぶ・・・合理的なんだろうけど
日本では、新しい材色をイメージし、アメリカでは古色を選ぶのか?
キシラデコールは、ブルーグレイ・シルバーグレイが色サンプルにある。(上写真の右上・ブルーグレイ、右下・シルバーグレイ)

オリジナル色・・弊社独自にメタルグレイというのも、混色で作りだしてみたが。
左上はメタルグレイ2回塗り、左下はメタルグレイ1回塗り
メタルの風合いも捨てがたいということで。

木材の保存処理(加圧注入)されてるので、意外と長期にわたっての色落ちが無処理より少ないこともわかっている。

ウッドへの着彩は、好みが分かれどんな色がいいのか?ということでは、好みの問題になるだけだが、
グレイを塗るという、考えも合理的だし、意外と色も明るいし、好まれるのもわかる気がした。
塗られた色彩をみてわかってくることもある。


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